Hydrophobia / Human Shredder


日本は福岡発 Death Metal、Hydrophobia
2008年の 12曲入り 1stアルバム。

「Times Together Fanzine #3」 という、確か 4~5年前に購入した (ファンジンに年数表記がないので。。。) ハードコア系のファンジンに Hydrophobia のインタビューが載っているのですが、この頃はツインギターの 4人組で、デスメタル色が更に強くなった、とインタビューで仰っておられ、また、この頃にすでに World Chaos からアルバムのリリースが決まったとも仰ってたのですが、なんだかんだでメンバーは 3人になり、年月が過ぎて、ようやくのアルバムリリースとなりましたですなぁ。。
個人的な話、デスメタルといえば落しまくりなスラミングなサウンドを聴くことがここ最近は多かったのですが、若干の緩急はつきますがあくまでストレートでグライディングに畳み掛ける Hydrophobia のサウンドは、実に気持ちよく、ガツンと気合を入れてくれますな。。また、ロウでディープなデスヴォイスもかっこええです。。

Hydrophobia を聴いていると、ちと懐かしい、日本の DEATH FILE の 「Hang Myself」 (1997) アルバムが聴きたくなるんですよねぇ。。。サウンドの雰囲気が近いものがあるなぁ、と個人的に思っております。。
MySpace にてぜひ Hydrophobia をチェックしてみてください。
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ColdWorld / Melancholie


ドイツ発 Black Metal、ColdWorld
2008年の 9曲入り 1stフルアルバム。

スタスタと疾走するパートは組み込まれてはいますが、楽曲はあくまでゆったりとしたテンポで進むのがベースとなり、その楽曲は実に切なくメランコリーで、悲痛、且つ、悲愴感に塗れております。。楽曲はギターだけでも十二分にメランコリーなのですが、更に楽曲の広がり、メロウさを増させる Key が取り入れられていて、この Key がまた実に美しく、耽美で、そしてまた、ほのかにアンビエントでスペーシーで、Post Metal/Rock な香りも漂わせる仕事もしていて、聴いていると目の前が限り無く広がっていくかの様な錯覚を覚えるのですが、それでいて聴く者を絶望に陥れるかの様で、実に聴き惹き込ませてくれる、激情、且つ、感情的なサウンドです。。。

いやしかし、この切なくもメランコリーなメロディーは実に惹かれますな。
また、ラスト 9曲目は、日本の envy の様な雰囲気のサウンドで、
何とも心地よく、エモーショナルで、個人的に特に気に入っております。。
ColdWorld はあくまでブラックメタルですが、この美しくも切ない、且つ、激情なサウンドがお好きな方は、ぜひ一度 envy もチェックしてみてほしいなぁ....と勝手に思っております。。
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Inferi / Shores of Sorrow


フィンランド発 Black Metal、Inferi
2006年の 4曲入り 1stアルバム。
4曲入りとはいえ、各曲 10分以上の長さがあり、アルバムトータルは約 49分です。

殆ど緩急はつかず、横一線にゆったりと淡々と流れ進む曲展開。
叙情的でメランコリーに奏でられるメロディアスなギター。
中音域で喚き叫ぶ病んだブラッキーヴォイス。

ギター&アコースティックギターにより繰り返されるメロディーの上をヴォーカルが乗る展開が約 9分程続いた後に、喚き声と共にベースとドラムも加わる曲展開は、今までじらされていた分、待ってましたと言わんばかりの、何とも言えないかっこよさがありますのです。。2曲目、3曲目もひたすらにゆったりと、淡々とした曲展開が続くのですが、特に 2曲目の 10分~辺りからのギターのメランコリーなメロディーは堪りませぬ。。。悲愴感漂うギターのメロディーと共にジワジワとドゥーミーに 4分45秒続いた後、スタスタと走る展開へと崩れ込み、そのまま最後まで疾走するラスト 4曲目。。。同じフレーズ/メロディーがリフレインされる曲展開は実に感情的で、且つ、激情的で、ゆっくり、ジワジワと聴く者の心情を刺激し、そして、周りを陰鬱な空気へと変えてしまうのです。。

ヘッドフォンで聴くと、これまた堪らんのですなぁ。。
Post Metal、Post Hardcore、Instrumental Post Rock なサウンドがお好きな方も、
お気に召すサウンドではなかろうかと思います。
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Sterbend / Dwelling Lifeless


ドイツ発 Black Metal、Sterbend
2006年の 10曲入り 1stアルバム。
3人のメンバーさんの内、2人が Nyktalgia のメンバーさんでもあります。

ゆったり~スッタンスッタンと走るミドルなテンポがベースとなりつつも、突如、疾走パートへと雪崩れ込んだりもする楽曲は、ギターが奏でる切なげでメランコリーなメロディー/フレーズがひたすらに気分を沈み込ませる、陰鬱で悲愴感に塗れたディープ、且つ、激情なブラックメタルサウンドです。。そして、この Sterbend のサウンドのメロウさ、陰鬱さを更に際立たせているのが、発狂じみた病的なまでの絶叫ブラッキーヴォイスのヴォーカルさんの存在です。。このヴォーカルさんの絶叫は堪りませんな。。中でも、出だしから悲痛に叫びまくる 3曲目などは、ヴォリュームを上げて聴いていて、もし通りがかりの人に聞こえでもしたら、間違いなく通報されるのではなかろうかと思うくらいに病んでます。。。
いやしかし、個人的な話、この絶叫ヴォイスは堪らなく好きです。
この絶叫を聴くと、何というか、気持ちが高ぶってきますんですなぁ。。。
イントロ、アウトロ含む全 10曲の楽曲は、4曲目は約 14分ありますが、6~8分台が中心で、トータル約 75分です。

ファンによる MySpace ですが、3曲目"Einsamkeit" も試聴できますのでぜひチェックしてみてください。
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Cataplexy / ...Lunar Eclipse, Chaos to the Ruin...


日本発 Black Metal、Cataplexy
2008年の 9曲入り 1stフルアルバム。

緩急はつくものの、メインは激速に叩きまくるドラムによりひた走る楽曲は、切なく物悲しいフレーズ/メロディーがアルバム通して印象的に奏でられるギターにより、実にメロディアスでドラマティカル、且つ、激情でエモーショナルな曲展開で、聴いていると気持ちが高ぶり、そしてぐいぐいと聴き惹き込ませてくれますのです。。その楽曲のメロディアスさ、メランコリーさを更に際立たせているのが、邪悪に唸り叫び歌われる力強いヴォーカルさんの存在ですな。。
個人的に好きなバンドですので良いことしか書きませんが、
いやしかし、ギターのメロディー/フレーズはかっこよく、耳を惹かれますなぁ。。
MySpace にてぜひチェックしてみてください。

余談ですが。。
ギターの Sadis Gordinnさん こと Hiroyoshiさん は、
もう大阪の激重ハードコアバンド second to none のサポートギターはされてないんすかねぇ。。
といっても、second to none の活動情報自体しばらく聞かないのですが。。。
京都での second to none の 「Marana Tha」 レコ発ライブでは、
Hiroyoshiさん が参加されてましたなぁ、勿論ノーメイクで。。。
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Cataplexy / Fields of the Unlight


日本発 Black Metal、Cataplexy
2003年の 2曲入り、500枚 limited 音源。
ちなみに、1曲目が 2002年、2曲目が 1995年の楽曲です。
この音源は Cataplexy さんからライブ会場 (@京都) にて買いました。

緩急付きながらもあくまでスタスタと激速する楽曲。
程好い叙情さ、メロウさを兼ね備えたギター。
Evil に喚き叫ぶヴォーカル。。
収録されている 2曲共に実にかっこがよろしいです。。
中心人物のギターさん以外はメンバーが不安定だったと思うのですが、
個人的にはこの音源時のヴォーカルさんの喚き声が好きですなぁ。。
MySpace にてこの音源の 2曲目 "Fields of the Unlight" が試聴できますので、
ぜひチェックしてみてください。。
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NOFLAG / Spit English or Die


フランス発 Metallic Hardcore/Punk、NOFLAC
2008年の 12曲入り音源。

今までにもご紹介 しています、モナコのレーベル 666 Production から
NOFLAG の Promo CD を頂いたのでご紹介をば。。

メタリックなギターによりハードコアでパンクな、それでいてキャッチーさも兼ね備えたスタスタと走る曲展開がメインの楽曲は、リリースレーベルの 666 Production らしい、一筋縄ではいかない Kind of Metal なサウンドです。。上でリンクしました MySpace には、バンド自らサウンドを Biohazard meets Dead Kennedys という紹介をしておりますが、個人的にはモダンでへヴィーになったメロディックハードコア、てな感想を持ちました。。楽曲は気持ちがなり歌うヴォーカルの歌メロ含め、メロディックでキャッチーではあるのですが、正直今ひとつ耳に残らないという感想も無きにしも非ずです。。ですが、家で聴くのとは違い、ライブでだとすごく盛り上がって暴れて走り回りたくなるであろう、激しいサウンドがいろいろと合わさったクロスオーバーで気持ちの良いサウンドです。。。

MySpace にてぜひ一度チェックしてみてください。


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HomSelvareg / HomSelvareg


イタリア発 Black Metal、HomSelvareg
2005年にリリースされた 8曲入り 1stアルバムに、
3曲のデモ音源を追加収録し、2008年に再発された 11曲入り音源。

アコースティックギターも取り入れられて緩急つきながらも、あくまで疾走がメインに構成された楽曲は、ギターのメロディアス過ぎない程度に掻き鳴らされ、奏でられるメロウで寒々しいメロディーが、何とも荒涼な雰囲気を撒き散らしていて、ファストで激しい楽曲に薄いながらも印象的に耳に残るメロディー/フレーズが実にかっこがよろしいのです。。中音域にて喚き叫ぶブラッキーヴォイスもなかなかに強力で、楽曲のブルータル度数を更に上げる良い仕事してます。。

楽曲はメロディックブラックメタルと紹介しても差し支えないと思いますが、先にも書きました様に、メロディーはそれ程はキツく、クドくはなく、さらっと流れていく感じです。。ですが、6~8曲目でのメロディアスさ、楽曲の流れは実に素晴らしいです。。
雨音をバックに物悲しいメロディーをアコースティックギターで奏でられるインストナンバーの 6曲目。。その展開に引き続きゆったりとしたテンポで始まり、2分辺りからメロディアスなギターのフレーズと共にだんだんと疾走へとシフトチェンジ。そしてスピードが乗った楽曲後半の 5:25~ でいったんブレイクを挟み、ラストパートの 5:55~から 絶叫ヴォイスと共にメロディアスな疾走へと雪崩れ込む曲展開は、もうめちゃくちゃかっこええです。。。疾走しまくる楽曲にメロディアスに掻き鳴らされるギター&爪弾かれるアコースティックギターがかっこ良過ぎな 8曲目は、もう聴く度にため息をついてしまうくらいに素晴らしいです。。

MySpace にてぜひぜひチェックしてみてください。
Cataplexy 辺りのサウンドがお好きな方は お気に召すのではないかなぁ、と思ったりしています。。
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