XIV Dark Centuries / Skithingi


ドイツ発 Folk/Pagan/Viking Metal、XIV Dark Centuries
2006年リリースの14曲入り2ndアルバム。

フォーキッシュでトラッド色の強い印象的なメロディーが随所で取り入れられている楽曲は、聴いていると思わずオイッオイッと掛け声を入れたくなるのです。ドイツのバンドらしくメロディックに疾走する楽曲、ノリのいいアップテンポなナンバー、そしてミッドなナンバーとアルバム全14曲、程好い強弱がついて流れていきます。ノーマルヴォイスにがなり叫び歌うデス/ブラッキーヴォイスが絡むヴォーカルは、なかなかに良い仕事をしております。。4曲目でのアコースティックで静かに始まり、1:34からの印象的なメロディーを撒き散らしながら疾走パートに雪崩れ込む展開は堪らんです。同じく8曲目でのアコースティックな出だしから疾走に雪崩れ込む曲展開も実にかっこええのです。この曲は家で聴いていても思わず暴れ走りだしたくなります。。。
バンドの myspace にて 8曲目の "Runibergun" が試聴出来ますのでぜひチェックしてみてください。
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Rivendell / Farewell - The Last Dawn


オーストリア発 一人 Folk Black Metal、Rivendell
2005年の7曲入り3rd音源。

哀愁を帯びたフルートのメロディーが入ったミッドテンポな1曲目から、思わずのノスタルジックな気持ちになりました。。。Rivendell のサウンドは、まったりとしたミッドテンポな楽曲がベースで、そこにフルートやアコースティックギター等でのトラッド色の強いメランコリックなメロディーが組み込まれております。ヴォーカルは中音域に歌い上げるのと喚き叫び歌うのを使い分けています。
5曲目 "A Drinking Song" は 2分台と短めの楽曲なのですが、これがまさに曲名どうりの飲んだくれなノリのいいアップテンポでフォーキッシュでキャッチーなトラッドナンバーで、聴いていると自然と体が揺れるなかなかの佳曲なのです。また、1曲目、4曲目で聴けるようなまったりゆったりと流れるメランコリックなメロディーは、なんとも心落ち着くのです。。
HPにサンプルがありますのでぜひチェックしてみてください。
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Gaszimmer / Dominazione Di Eternita


イタリア発、Namter氏による一人 NS Black Metal、Gaszimmer
2006年の9曲入り音源。
1~4曲目は Namter氏一人で2005年にレコーディングされた音源。
5~9曲目は 99年のデモ音源。この頃はドラム&ヴォーカルを担当しているメンバーがいました。

個人的には National Socialism だから聴く、聴かない云々というのはないのですが、海外のブラック系のレヴュー等を見ていると、NS思想を掲げているバンドはとにかく嫌いだ、という方もおられますな。私がよく通販で利用しているUSのディストロさんで、以前あるブラックメタルバンドの音源を入荷されたのですが、そのバンドには同名のバンドが存在していて、NS思想ではない方だと思って入荷したのに NS思想のバンドを入荷してしまった、ということがあり、そのバンドの音源は通販リストから外し、thrown away (投げ捨てた...) とコメントされてました。。。

Gaszimmer の1~4曲目に関しては、薄っすらとしたメロディーが入ってはいるものの、基本はズカズカドコドコと荒々しく疾走する曲展開です。邪悪に喚くヴォーカルもなかなかええ感じです。
5曲目からの音源はデモということもあり、正直めちゃくちゃ音が悪いです。ですが、これがもうめちゃくちゃかっこ良いのです。。とにかくぶっ飛ばしまくりで、邪悪、危険度数共にかなり強烈です。更に強烈なのが吐き出す様に喚き歌う邪悪極まりないブラッキーヴォイス。もう堪らんかっこええのです。。このデモ音源のサウンドの雰囲気は Beherit の 「The Oath of Black Blood」 に近いかなぁ....というとちと言い過ぎかもしれませんが、それくらいに邪悪でブルータルなのです。ラスト9曲目は 軍歌 (だと思います...) がそのまんま収録されております。。。

デモ音源は1~4曲目のサウンドとはかなり雰囲気が異なるのですが、まぁ6年前の音源ですかんねぇ。。でもかっこ良ければそんなことはどうでもいいのです。リンクしましたバンドのレーベルの Releases のページにて試聴出来ますので、ぜひチェックしてみてください。
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Septycal Gorge / Growing Seeds Of Decay


イタリア発 ブルータルデスメタル、Septycal Gorge
2006年の9曲入り1stアルバム。

ヴィーヴィーヴォーヴォーなえげつないヴォーカルに、ノリの良いモッシーな緩急の付いた楽曲はUSな香りの強いサウンドで、複雑過ぎずに走っては落としてくる曲展開が実にかっこええです。
この手のブルータルサウンドなバンドは数多く存在しますが、この Septycal Gorge はかんなりツボに入りました。バンドの myspace にてぜひチェックしてみてください。。
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Amagortis / Abominable


スイス発 デスメタル、Amagortis
2004年の10曲入り音源。

実は以前に一度ご紹介している Amagortis
緩急付きながらもブルータルに突き進む楽曲は、始終ぶっ飛ばしという曲展開ではなく、どちらかといえばシンプルでストレートなデスメタルサウンドです。個人的な話なのですが、テクニカルで複雑な展開なデスメタルはあまり聴かないので、この Amagortis の様なサウンドが個人的にツボでして、かんなり気に入っております。気に入っているといえば、Bass の Nathalie嬢。スタイルが良く、お美しいですなぁ。。

HP、myspace にてぜひ試聴してみてください。
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LIMB SPLITTER / 4 way split


Ossuary Industries レーベルによる 4 way Brutal Death Metal split。
収録バンドは、
Sect of Execration
Godless Truth
Sarcolytic
Devourment
各2曲づつ収録されてます。

Sect of Execration の音源を聴くのは、2002年のアルバム 「Baptized Through Blasphemy」 以来ですなぁ。走ったかと思うとズリズリと引きずる様に落としてくるパートに雪崩れ込む緩急目まぐるしい曲展開は堪らんかっこええです。特に "Lord Of The Sick" の楽曲残り1分から突入するズリズリビートダウンパートは失禁してしまいます。ベタですけど、個人的にこういう落としてくる展開が大好きです。。
Godless TruthSarcolytic は、この音源で初めて聴きました。
Sarcolytic がなかなかにブルータルでえげつなかっこ良く、個人的に気に入りました。
ラスト2曲は Devourment 。内1曲は Cannibal Corpse"The Pick-Axe Murders" のカバー。個人的には1stの頃も好きですし、2ndも好きです。ですので、7曲目に収録されている "Deflesh The Abducted" の走っては落とす曲展開が堪らん好きです、以上。。

個人的な話、Sect of Execration の2曲が特に気に入りましたです。。
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Bloody Gore / Blood Driven Vehemence


インドネシア発 ブルータルデスメタル、Bloody Gore
2002年の7曲入り音源。
残念ながらバンドは解散しています。。

個人的にインドネシアのバンドに興味がありまして、音源をちょこちょこと集めているのですが、ここ最近はハードコア/クラスト系のバンドと一部のデスメタルバンドを除き、まったくといっていいくらいに音源を見かけませんなぁ。まぁ、元々あんまり流通していませんが。。

ここしばらく自分の中のブルータルデスメタルの引き出しを開けていなかったのですが、久しぶりに Bloody Gore を聴いて、しばらく保温していたデスメタルの熱がじわじわと沸騰し始めました。。目まぐるしく緩急付きながらもブルータルで気持ちのいい飛ばし具合、そしてロウでゴーリーなヴォーカル。いやはや、えげつなくかっこ良いです。。
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Karna / Voron (Raven)


ロシア発 3人組 Dark Ambient Black 、Karna
2006年の7曲入り音源。

昨日、紹介した Wojnar とはまた少し違い、打ち込みサウンドながらもギターとベースが入っているので、アンビエントとはいえ、よりバンドサウンドに近いサウンドです。また、時折ブラッキーな絶叫も取り入れられております。。楽曲は6~8分台の長さなのですが、15分ちょっとあるアルバム中、最も長い3曲目 "Vo Tme (In The Darkness)" は、ひたすらに淡々とバンドサウンドで進んでいくのですが、冷たく薄いメロウなメロディーが Key/シンセ、ギターで奏でられ、非常に聴き応えのあるなかなかに劇的な一曲なのです。ですが、この3曲目にもしヴォーカルが入っていたら.....と、ついつい想像してしまうんですよねぇ。。アルバム通して始終不穏な空気が漂いまくっていて、陽な要素は一切無く、ひたすらに陰で冷酷な世界が貫かれております。。
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Wojnar / Z Najgebszych Borow Piesni Wam Niose


ポーランド発 Ambient/Folk Black、Wojnar
2006年の20曲入り音源。
Wojnar氏による一人アンビエントバンド?です。

この Wojnar について予備知識がまったく無い状態で、もしお店でこのアルバムジャケットのCDを見つけたら、迷わずに絶対買ってしまうと思います。というか、このアルバムジャケットからは Viking Metal か Raw Black なサウンドしか想像出来んとです。。それにしてもかっこええジャケットですなぁ。
Wojnar のサウンドはメタルではなく、アンビエント/エレクトロニカ な心休まるサウンドです。海外のレヴューでは electronically-based traditional Slavic folk music と紹介されていました。楽曲は Key/シンセ の音がメインで、2~3分台の曲が多いです。楽曲によってはポエトリー・リーディングな感じで朗読するヴォーカルが取り入れられているのですが、これが淡々としていて何とも耳に残るのです。。

夜に聴くと特に沁みる音源です。。。
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Fear of Eternity / Spirit of Sorrow


イタリア発 Atmospheric Black Metal、Fear of Eternity
2006年の8曲入り音源、「Spirit of Sorrow」。
同じく2006年にもう一枚 「Ancient Symbolism」 という10曲入り音源がリリースされております。
Fear of Eternity は Andrea氏 によるワンマンバンドです。

サウンドはKey、ピアノがメインで、ひたすらにメランコリックで切なく、美しいメロディーを奏でています。サウンドのテンポはゆったり、まったりと流れていきます。。正直、ブラッキーヴォイスを除けば、美しいゴシックロック/メタルと言っても過言でないくらい、とにかく切なく美しいサウンドです。ヴォーカルは少し嗄れ気味のブラッキーヴォイスで、ひたすらに邪悪で絶望的に喚き歌っています。もし、ブラッキーヴォイスではなく、ノーマルヴォイス、または女性ヴォーカルだったら、かんなり広く多くの方にアピールするだろうなぁ...、と勝手に想像したりもするのです。でも、逆にブラッキーヴォイスだからバックのメロディーがより際立つのかもしれないなぁ...とも思うのです。。まぁ、とにもかくにも美しいサウンドでして、もう1曲目からメロディーが感動的で優し過ぎるのです。3曲目は出だしから切なさ極まりないのですが、その後の曲展開も涙が出るくらいに切なく美しいです。。。
この美しいアルバムジャケットを眺めつつ聴いていると、非常に心が穏やかになるのです。。
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