Kraft / Black We Stand At The Dawning Moon

Black We Stand At The Dawning Moon - 2003
1 The Rain In My Funeral (14:23)
2 Mormegil (10:51)
3 A Night Ghost By The Freezing Wind (8:54)
4 Black I Stand (11:44)
5 Mountains Of Damnation (13:02)

ポルトガル発 2人組 Misanthropic Black Metal、Kraft 。
思わず声帯を案じてしまうくらいの凄まじい絶叫ブラッキーヴォイス。
ひたすらノイジーに掻き鳴らされるも、よく聴くとメロウなギター。
緩急ついているものの、疾走が中心の楽曲。

まず個人的にこのクレジットされている曲の長さで聴く前から気持ちが高ぶります。
いやしかし、ヴォーカルの絶叫はほんと凄まじいです。もはや阿鼻地獄状態です。
Nargaroth な雰囲気のサウンドといえば近い感じなのですが、メロウさは薄いです。
よく聴くとメロウなのですが、メロメロではないです。
このひたすらに殺伐としていて寒々しいサウンドは、自分の中の好きなブラックメタルサウンド像をこれでもかと表現してくれていて、嬉しくて堪らないのです。。

RENTRER EN SOI / PROTOPLASM

RENTRER EN SOI （リエントールアンソイ） の 3曲入りニューシングル。
今作よりサウンド、ヴィジュアル共にスタイルが少し変わっての初音源。

いやいやいやいやいや！ なかなか良いですよ、新曲の "PROTOPLASM" 。
ヨーロピアンな香りの漂う切なくメランコリックながらもへヴィーで耽美に、
ゴシックメタル like といっても過言でないサウンド。
感情を込めて歌い上げるヴォーカルに、デスヴォイスなみのシャウトや絶叫も絡み、
美しく淡々と流れる楽曲をドラマティックに盛り上げています。
個人的にこういう曲が大好きです。
2、3曲目は既にリリースされている曲のアレンジ違いとリミックス。
2曲目は切なく美しく、なかなか感動的です。

次にリリースされる曲はどんな感じになるのか、気になるところです。。

ナイトメア / anima

シングルにてリリースされていた "時分ノ花" "Яaven Loud speeeaker"
"livEVIL"　も収録された ナイトメア の ニューアルバム、「anima」 。

個人的な話、ナイトメア を気に入っているという贔屓な部分は置いておいたとしても、
いやいやなかなか良いアルバムです。
切ないメロディーを備えた楽曲が多く、各曲それぞれに聴き応えがあります。
個人的に気に入っているのは、"ネオテニー" "邪神ト薔薇" "雪葬"
"message" まほら" "落羽"　などなど、というかもうほぼ全曲なんですけど、
疾走ナンバーからバラード調のナンバーまで気に入っております。

細かいジャンル云々は抜きにして、多くの音楽好きの方に聴いて頂きたいなぁ...
と思っております。。