警察犬には、都道府県警が育てている「直轄警察犬」と、個人の方々が育てる「嘱託警察犬」がいて、全国約1,500頭の警察犬のうち、約9割が嘱託警察犬です。
また、直轄警察犬を保有しているのは24都道府県警のみで、残り23県警は嘱託警察犬に頼っているのが実状なのだそうです。
日本警察犬協会では、警察犬になれる犬種として、シェパード、ラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー、ドーベルマン、ボクサー、コリー、エアデール・テリアの7種を指定しています。
昨日、会社から帰ると、注文していた本が届いていました。
昨晩、寝る前に半分まで読んで、今朝、読了しました。
2013年、生後3か月で飼育放棄されたトイプードルが、偶然、警察犬訓練士に引き取られ、同居している先輩警察犬たち(シェパード)に可愛がられ、そして触発されて、「わたしにもやらせて」って、訓練を始めます。
2015年、嘱託警察犬審査会は、規定の訓練資格(服従、足跡追及)を取得していれば、指定7犬種以外にも警察犬試験受験への門戸を開き、彼女は見事、合格して、茨城県警察本部の嘱託警察犬になったのです。
彼女が警察犬になれたのは、もちろん本犬のモチベーションが強かったことも大きいわけですが、シェパードと比べれば、歩幅・首の長さ・体力面で劣ることは否めず、それを著者の訓練士の方が、彼女を見つめ、考え、訓練方法を工夫しながら克服していきます。
トイプードルは、元来、使役犬ではなく愛玩犬なので「目に見えるもので判断し行動する」という特性があるのだそうで、そのため、嗅覚を駆使する仕事中には頭を切り替える必要があるようです。
そんなことを読んでいるうちに、ウエスティーの特性をあらためて復習してみなくては、という気持ちになりました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます