ども。
昨晩みたDVD.いささか時期ハズレですが韓国映画「グエムル―韓江の怪物」。
原題は「괴물」で「怪物」。
そのものです。
冒頭から米軍基地で毒物を下水から捨てる場面。
韓江で釣り人が奇妙な動物を目撃するシーン。
そのあと、いきなり日常生活に怪物が襲い掛かってきます。
連れ去られて殺された中学生。
父親(ソン・ガンホ)は怪物の血を浴びたため家族で隔離されてしまいます。
そこに、死んだと思っていた娘からの電話。
父親、祖父(ビョン・ヒボン)、叔父(パク・ヘイル)、叔母(ぺ・ドゥナ)は娘の救出に立ち上がる。
ストーリーは単純ですが、スピード感いっぱい。
怪物は動きがすばやく、「ここで来るな」と思っていてもその場面で「ドキイ!」とさせられてしまいます。「殺人の追憶」でもそんな場面があったなと思います。
情けない父親ですが、娘の救出に必死に立ち向かうソン・ガンホ。この人は本当にどんな役をしてもうまい。
健気にアーチェリーで立ち向かう叔母=ぺ・ドゥナ。
ぺ・ドゥナファンの私ですが、この一本は見逃していました。
ポン・ジュノ監督は「ほえる犬は噛まない」「殺人の追憶」と話題作をつくっていますが、この「グエムル」でも大ヒットを飛ばしています。どの映画も背景に韓国社会をきちんと描いていることがすばらしい。
スピード感あふれ、一気に楽しめる映画でした。
ぺ・ドゥナはハングルでは「배두나」と表記し、BAE Doo-na とも表記されることを初めて知りました。ハングルをちょっとかじって読めてうれしい。
ぺ・ドゥナのオフィシャルサイトはこちら。
気丈な中学生をコ・アソンが熱演。