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最後の赤紙配達人

2009-08-10 23:09:24 | ドラマ
 ども。

 今日のドラマは見る価値があった。
 歴史の重みを感じた。

 娘と一緒に最後まで見た「最後の赤紙配達人」。 
 滋賀県大郷村で兵事係だった西邑仁平さんを主人公とした作品。
 ドラマとドキュメンタリーを重ね合わせて、よりいっそう歴史の事実に迫っている。
 戦死者がほとんど、20代という若さだったことに改めてショックを感じた。
 私はもうその2倍の時を生きている。
 私は、心ならずも死んでいった人たち、殺されていった人たちに羞じない生き方ができているだろうか?

 そういう問いを重ねていくためにも、歴史の第一次資料が本当に重要となっている。いくら歴史を偽造しようとしても、決して歴史の事実を覆すことはできない。

 私たちは歴史に学び、未来をつくっていく義務がある。
 歴史に学ばずに、適当な都合のいい事実だけを取り出して勝手なことを言い募るのは、「傲慢」としか言いようがない。

 どんなに不都合でも歴史の事実に向き合う誠実さが問われている。
 104歳の仁平さんの行動が、人間の歴史に対する、自分に対する、自分のしてきた行動に対する誠実さを示している。僕はその誠実さに心を揺さぶられた。


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