ども。
しんぶん赤旗5月8日付スポーツ欄のトップ記事が目を引いた。かなりのスペースを使ってJ1大宮-広島戦で負傷したGK増田にエールが送られたことを報道している。いい記事なので、引用したい。
見出しは「『敵・味方』超え“増田”コール」
<以下、引用>
ゴール前にふわりと浮いたボールをめぐって大宮のFW富山貴光選手(22)と広島のGK増田卓也選手(23)が激しくぶつかり合いました。
互いの頭同士がぶつかり、地面にも頭を打ちつけました。起き上がれない2人にスタンドは騒然となり、試合はストップしました。駆け寄った選手が何かをさけび、ただ事でないことは誰の目にも分かりました。
しばらくして富山選手は担架で運び出されました。しかし、増田選手は首の損傷も懸念され、動かすことができませんでした。
このときわいた、スタンドのコールに胸が熱くなりました。ピッチに倒れた選手を励まそうと“マスダ”の大コールが起こりました。広島の応援席だけではなく、いつしか大宮サポーターにも広がりました。救急車がピッチに入って搬送するまで、その声援が増田選手に届けられたのです。
試合後も心温まる場面がありました。大宮サポーターの前で、広島のイレブンが頭を下げ、感謝の意を示しました。FW佐藤寿人選手(31)は、「(大宮サポーターが)紳士的に対応してくれた。お互いをリスペクト(尊重)するという意味では素晴らしいこと。感謝の気持ちを伝えなければと思いました」と話しました。また、佐藤選手は増田選手を心配し、そばを離れなかった大宮FWノヴァコヴィッチ選手(33)に感謝をこめてユニホームを交換し、しっかりと抱き合いました。
<引用ここまで>
こういう記事を見ると「人間捨てたもんじゃない」と元気が出る。
最後のこの記事を書いた「安岡伸通」記者の名前も伝えておきたい。