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韓国映画を理解するためのおススメ本

2006-11-07 18:21:09 | 韓国映画
 2日前から読みはじめたこの本がおもしろい。

 『なるほど!これが韓国か』
  ― 名言・流行語・造語で知る現代史 ―
  李泳采/韓興鉄 著
  朝日新聞社・朝日選書 2006年6月25日初版

 韓国現代史をはやり言葉でつづったもの。
 この本はそれにとどまらずに韓国映画でその言葉がどう使われているか、その言葉が使われた時代を映画でどう描いているかまで叙述しているので、映画がより深く歴史的に理解できるという点でスグレモノです。

 たとえば「6・25」(ユギオ)。

「『625』は韓国語で『ユギオ』と発音する。朝鮮戦争の別称。・・・  毎年、6月25日には、あらゆる職場や学校で戦争記念式典が開かれ、『忘れるな、ユギオ!』と全員で一斉に叫ばなければならなかった。そのため、韓国人にとっては朝鮮戦争が勃発した6月25日が何の日か知らないものはいない。
◆映画『ブラザーフッド』(04年)の冒頭は、6・25記念式典に合わせて行われた兵士の遺骨発掘現場へ、50年前に戦場で別れたままになっている兄を探しに行く老いた弟の姿から始まる」

 こういうことはこの本から学ばないと分からなかった。
 他のページにもこういう情報が満載です。

 韓国の「今」を知り、理解するための良書。
 それでいてたいへん面白いのでおススメです。