看一看電影

アジア映画、ワン・リーホン、チャオ・ウェイ大好き! 近頃はPerfumeとグランパス、ベースにもどっぷり。

ゴールデンスランバー

2010-02-04 23:53:16 | 日本映画
 ども。

 今年二本目の映画をイオンシネマで今観て帰ってきました。
 「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎原作です。

 原作をほぼ忠実に映画に再現。
 これは脚本がうまい。

 原作のスリリングな展開を、ギュッと濃縮して見せます。
 最後のエピソードまで、一気呵成。
 それだけに、エンディングの場面がさえます。

 原作もそうですが、樋口晴子役の竹内結子さんが魅力をはなってます。
 面白い映画です。

映画 「風が強く吹いている」

2009-11-05 19:00:25 | 日本映画
 ども。
 
 「沈まぬ太陽」に引き続いて日本映画を見てきました。
 以前、原作の方はエントリに書いたこともある「風が強く吹いている」。
 映画となって楽しみにしていました。

 弱小寛政大学陸上部がたった10人で箱根駅伝をめざすストーリー。
 ホンは原作にほぼ忠実。

 灰二役の小出恵介、カケル役の林遣都はじめ全員がかなり陸上練習を積み重ねたようで走る姿がサマになっている。ここポイントです。スポーツ物で競技シーンがそれらしくないと一発でシラケますからね。

 私は「王子」と「神童」のエピソードが大好きです。
 神童の姿にウルッときました。

 とかくバラバラになりがちな若者が、灰二を中心に箱根を真剣にめざす。
 そして「走る」ことの意味を問う。
 これだけでドラマです。

 見終わってさわやかな映画。
 箱根駅伝大好き人間は必見!

『沈まぬ太陽』 ここ数年でも最高の一本!!

2009-11-03 18:55:04 | 日本映画
 ども。

 『沈まぬ太陽』をイオンシネマで見てきました。
 
 「すごい!!」
  ここ数年でも最高水準の一本だと思います。
 
  単行本5冊を3時間あまりにまとめたホンが見事。
  冒頭の御巣鷹山事故の緊迫した場面から飽きさせることがなく、冗長にもならず、最後まで引っ張っていく展開がすごい。

  役者陣も最高の力を発揮している。
  渡辺謙、三浦友和、鈴木京果、木村多江・・・特に印象に残りました。
  それ以外でもエンドロールで流れる名前のすごさ。

  日本映画の底力を発揮した作品。

  よくこの映画が撮れた!

  若松監督はじめ、すべてのスタッフに力一杯の拍手を送ります。

  「JAL社内報沈まぬ太陽を批判」とYAHOO NEWSで報道されていますが、かえってこの映画の価値を高めています。

  満員の映画館の入りがこの映画への最高の評価でしょう。
  

力作・問題作 「空気人形」

2009-10-04 22:36:54 | 日本映画
 ども。

 見てきました、「空気人形」。
 京都シネマはほぼ満席。
 期待度120%です。

 見終わって感じたこと。
 この映画の評価は分かれると思います。
 しかし、映画終了時、「私の横のおばちゃんがすすりあげていた」「一番前の席の十代と思われる女の子が目をくしゃくしゃにしてなかなか立ち上がれなかった」ことを考慮すると、配偶者が言うように女性にとって感情移入できない映画でもないようです。

 私の見終わっての感想は小説で言うとこの映画はまるで「虚構船団」のようだといもの。
 「虚構船団」も力作で、文学作品として世上を騒がせましたが、この作品の主人公らに感情移入することは難しい。それどころか、原作者の筒井康隆いわく、「読者の感情移入を拒むことを考えた作品」とのこと。
 確かに、三角定規やハサミには感情移入するのは困難です。
 でも、作品を読み進むうちに何となくハサミや三角定規にも理解が、共感の一部が生まれてきます。

 今回の「空気人形」もそんな感じ。
 万人に受け入れられることを拒否している作品です。
 
 この作品を評価するか、ボロカスに言うかは、「いい・悪い」「好き・嫌い」を超えた「その人にとって許容範囲かどうか」によるんじゃないかと思います。

 オタクの世界、フィギアへの愛情、拒食症、ダッチワイフ(古!)、など好きか嫌いかは別に「そんな世界やそんな人もいることはOK」という人、そういう世界も許容範囲という人には男女の別を超えて受け入れられる気がします。

 まあ、私から言わせれば、三角定規やハサミより、ペ・ドゥナ演じる空気人形の法が百万倍感情移入できました。

 それにしても、ドゥナの演技の凄いこと。
 スタイルのすばらしさ。
 特筆すべきものです。
 
 この人はドンドン演技を深めていけばメリル・ストリープのような女優になるかもしれません。
 目が離せない女優さんです。

VIVA! マジックアワー

2009-10-03 22:19:25 | 日本映画
 ども。

 今日は地上波で「マジックアワー」をやってます。

 大好きです! 
 佐藤浩市さん。

 大笑いです。
 三谷ワールドが炸裂してます。

 配偶者は京都シネマで私が仕事している合間に「空気人形」と是枝監督の舞台挨拶を見てきたとのこと。

 ①ペ・ドゥナの足の長さ、スタイルのよさにビックリ。
 ②全体の映画評については、評価が二分される映画とのこと。

 私はぺ・ドゥナの綺麗な姿を見るだけでも価値があると思っています。
 行かなきゃ!

クライマーズ・ハイその他

2009-08-09 17:24:11 | 日本映画
 ども。

 昨日は大阪から帰って、地上波で「クライマーズ・ハイ」を見ました。
 バレーボールが延長で、開始時間が遅れてましたが最後までしっかり見ました。

 新聞記者の仕事を社の内側から見る事ができて面白い。
 一面の決め方、見出し、校正、版出し、印刷、配達・・・。

 でも何んと言っても「チェック、ダブルチェック」の記事の裏取りへの執念。
 
 「事実とは何か? いかに報道機関が事実と向き合うか、仕事への誠実さとは何か?」

 自分の仕事と重ね合わせて、学ぶところが大です。

 【日々思うこと】
 ○今日は、一日中事務所で仕事してます。疲れた。
 ○京都は雨。蒸し暑い。明日も降水確率80%の予報。
 ○今日こそは映画に行こうと思っていたのに、仕事と雨であっけなくボツ。
 ○娘の受験で夏期講座が詰まっていて、お盆も予定が立たず。どうしよう。


 ○本日のMJ「パフュームツアーレポ」ってあるやんか!
  これは見ないかん!

川柳を武器にした革命家 鶴彬

2009-07-31 19:36:28 | 日本映画
 ども。


 「万歳とあげて行った手を大陸へおいて来た」

 日本軍国主義と川柳で対決した革命家・鶴彬(つるあきら)。
 上記の句など、痛烈な川柳を命がけで発表。
 警察に捕らわれ、激しい拷問を受け、翌1938年29歳の若さで獄死。


 昨年、大阪城公園内に句碑が立つ。


 「枯れ芝よ団結して春を待つ」
 「暁を抱いて闇にいゐる蕾」

 神山征二郎監督の「鶴彬 心の軌跡」が完成。

映画 「蟹工船」

2009-07-04 11:32:24 | 日本映画
 ども。

 昨日は仕事関係でウェブに関連記事をアップすることに集中していたため、個人ブログを更新する気力が起きませんでした。

 今日朝、フジのニュースを見ていると、今日から公開される映画の期待№1が「蟹工船」でした。
 松田龍平さん主演。
 これはぜひ見に行きたい!

 いま、時代の変化を本当に感じます。

 「蟹工船」がリメイクされて、期待される時代、私の学生時代には想像できませんでした。

 地下の小林多喜二の感慨はどうでしょうね?

 ちなみに、7月3日付けの赤旗では「蟹工船」に出演したお笑いコンビTKOのインタビューが掲載されていました。

「重力ピエロ」

2009-05-25 12:41:18 | 日本映画
 ども。

 日曜日は一日中仕事で、一年間の最重要行事の一つを無事終了することができました。

 充実感とともに寂寥感も感じつつ帰宅して、夜は配偶者と「重力ピエロ」を観に出かけました。

 原作は先日一気に読み、ワクワクと期待してこの映画に望みました。
 映画は期待を裏切らない出来です。

 泉水(加瀬亮)と春(岡田将生)の兄弟が、原作のイメージそのまま。
 父役の小日向文世さんの「いるだけ」であったかくなる存在感は“さすが”です。
 私には全然ない、父親のおだやかな強さが、とてもとても魅力的です。

 原作の選び抜かれたセリフ、ストーリーとともに、画面の美しさ、きれいな音楽もこの映画をさらに良質で上品なものにしています。

 家族のこと、人間のつながりと明るさと強さ、血と遺伝、犯罪、決断、いろいろ考えさせてくれる映画です。