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パソコン相撲 入門

父と見た、火の玉のこと

2022-10-27 08:08:15 | パソコン相撲
あれは高校生の時である。
農家は暗くなっても、仕事をする。草取りや、やることが多い。
日暮れ後、だいぶたってから、私と父は家へ帰ろうとしていた。
その時、父の後妻が田んぼのあぜ道の草取りをしているのを見る。
距離にして200メートル位先でのこと。
そこで、見たのである・・・・

父「火の玉だいや・・・・」
私「・・・・」

なんと、ゆらゆらゆらゆらと、真に火の玉が揺らぎ漂っていた。
はっきりと見た。消えやしない。二人して呆然と見続けていた。
それがである、あの後妻が草取りを、今している所にである。
草取りをしている音がする、だが火の玉に照らされた姿はない。
真に、後妻そのものが火の玉の様だった。不思議そのものだった。

家に帰ってから、父が聞いた。
父 「火の玉を見た。そばに・・・・」
後妻「そっか、知らね。おらの父が見守って出て来たんかも」
私 「・・・・」

笑いながら言っていた。話はそれで終わった。
暗闇の中、身の周りを漂っていたのを、知らないと言った。
私は思う、あの後妻は何者なんだと、本当は何だと。
あの火の玉その物が、後妻ではないのか、一体、何だ。

私は生母に3才で捨てられ、7才から10年間、後妻に・・・・
この実話では、それを置くにしてもである、火の玉を見た。

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