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私の夢

2018-01-02 09:26:09 | パソコン相撲
タケ婆は、明治38年生まれだ。
私が生まれたときは64才で、それから82才で天寿をまっとうするまで、
18年間共に暮らした。
3才で母と生別してからというもの、まさに母親替わりだった。
それはもう、いいおばあちゃんで大好きだった。
7才のときに来た父の後妻に酷い目にあい、17才のときが最悪だった。
私が最悪だった時期に、タケ婆も塗炭の苦しみの中にいた。
そんなとき、私は後妻から逃げるため家を出た。
後妻は、「早く行けいや」と追い出した。
私は老衰のタケ婆を残し、人で無しになった。
今となっては、悔いて悔いて斬鬼に堪えない。
自分が許せない、万死に値する。


息が詰まるので、話の方向を変える。
私は育ちが悪いと思ってきたけど、そうなのか。
育てたのは誰か、あの後妻ではない、高校進学に反対するほどだ。
タケ婆に、守り育てられたのだ。
あんなに、いいおばあちゃんに育てられたのだ。
だったら、むしろ育ちはいいのではないか。
自分を卑下したら、タケ婆にも悪い。
こんなことを、タケ婆は言うのではないか、
……「輝、オラがついてるすけ、思いっきり生きれ」……


私の夢は、タケ婆の小説を書くことだ。
それで、罪滅ぼしの一助としたい。
本当にいい人だった。

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