パソコン美人におんぶにだっこ

パソコン相撲 入門

中国、行ったはいいが春節にぶつかる

2010-02-17 12:54:39 | パソコン相撲
訪問者のみなさん、沖縄の続編をのせる前に中国に行った話を書きます。
ご了承下さいませ。

ってなわけで、また中国に行って来ました。
今度は移動の困難な旧正月にです。民族大移動の怒涛の渦中に……。
私は行く前からルートに迷いました。へたに奥地に入ったら戻って来れません。
なにせ、長蛇の行列に並んでも切符が買えないでしょう。
仮に向かうのが取れたとしても、帰りが取れなかったら一大事です。
そういうわけで、現地での出たとこ判断で日本を後にしました。

飛行機は広州目指し一直線、今年初めての海外です。
うれしいったらありゃしない。(●^o^●)
早く着け、この野郎ってか。そうこうしてたら着陸です。
むむっ、暑いぞ半袖を持ってくるんだった。
(暑いのは前半だけ、後半はシベリア寒気団が南下して寒くって風邪ひきました)

すぐに駅に向かったのですが、目の前には中国人民の大軍団がアリのごとしです。
まるで私は、ごま塩のなかに紛れ込んだようです。
とにかく、凄まじい人、人、人です。旧正月を故郷で迎えようという人達の帰省ラッシュです。
それも駅前の大広場に臨時の待合テントが出来、大軍団が列車待ちときてる。
おっと、武装警察までいて、ライフル銃を肩に掛けてるではないか。
この混雑は尋常ではない、内陸部には行けない、近場を周遊する旅に決めた。

広州市の近場である、珠海デルタを6日かけてゆっくり周ろっと。
(実はこれも、いくら近場でも帰りの切符が買えず冷汗をかくはめに)
まあ、いけいけどんどんで行きましたわ。
次に、エピソードをまとめてのせます。

その一、神童たちを見た。
ある町の、有名だけど本当に汚っない湖に行ったときのことである。
その日はかなりと暑かった、汗だくになって観光していると、向こうの方で子供たちが水浴びをしている。
5、6才位の男の子、女の子が汚水のような湖で素っ裸で遊んでいるではないか。
私は空ろな目でそれを目にした。あたかも神童に出会ったような光景だった。
映画の中のシーンみたいだった。

そのニ、市場で犬の丸焼き発見。
狭いごちゃごちゃした市場に入ってくと、さまざまな肉売り場に出た。
この地方特有のなんでも食べるってやつである。
やぎの頭の横に、ウサギの丸焼き、その横に犬の丸焼きである。
大きな犬が数匹、こんがりと美味しそうに焼けてるではないか。
ちなみに、私は犬が大好きの正反対です。
実は内心、うれしかったです。(犬好きのみなさん、ごめんなさい)
私は前に、タイで大型犬に咬まれてからというもの天敵です。
これは私見ですが、犬を食べる国の犬はおとなしい気がします。
生肉の方には、これまた犬です。赤いですよみなさん、犬肉はね。
こちらは、豚のスペアリブを買い、横にいたおじさんは鼻を買っていました。
豚は顔ごと全部食べられてしまうんですね。何か、かわいそう。

その三、らーめん×ぞうきん、のち美食。
朝ごはんに入ったその店は、開店前のぞうきん掛けをしていた。
大丈夫だというんで、らーめんを頼んだ、まあ、よかったのだが、が。
店内はやけに強烈なぞうきんの臭い、ぷんぷんである。
私は、久々に鼻が曲がる体験をした。数十年振りであろう。
数時間も臭いが取れず困ったが、お昼に山寺で食べた山菜料理の美味しかったこと。
朝ごはんのことは帳消しである。

その四、旧正月そうそう、おじさんが殴られる。
ある旧市街を歩いてたとき、向こうの方で人だかりがしていた。
近付いてみると、店の主のおじさんが通行人らしき人に目をやられとんでもないありさま。
かみさんは相手に食って掛かるは、子供は父親を押しもどすはで、あたりは罵声だらけ。
この目出度い日に、殴られ大怪我である。
恐っ。

その五、違う町の市場で檻の中の犬を発見。
旧正月で活気だった市場に入ってくと、大型犬が檻の中でしょんぼりとしている。
売り場には、犬の股肉が並んでいる。買い手待ちなのであろう。
建てやの奥では、大釜に湯がたぎっている。悲しい鳴き声もする。
生類哀れみである。

その六、戻りの切符がなかなか買えない。
帰省ラッシュは新年の夜から始まっていた。
冷汗もんで、何とか戻って来たとだけ書きます。
民族大移動、恐るべし。

いやはや、あの夜の最終バスに乗れなかったら人民の渦に飲み込まれたでしょう。
それも、5分前ですよ。朝からの行動がちょっとでも違ってたら、ね。
なんか、旅の神様に助けられた感じです。

あらためて、一路平安ですね。

おしまい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする