女親方と大島に行って来ましたの巻 完結編

なが～い夕飯を終えた話は前回しましたね。
でも付け加えると、かねてからの念願だったあわびを、初めて食べる
ことが出来ました。うれしいことです。

あくる日の朝ごはんには、手作りの焼きたてのパンが出てきました。
おいしかったので、椿油をつけて何個も食べたのです。
お礼を言って宿を後にしました。

それから我々は温泉へと向かいます。
朝６時半からやってる所なので助かります。
私はゆったりつかってきたのですが、女親方は髪を洗ったので時間が
無かったとのこと。日程に幅をもてば良かったと、後悔しきり。

今度はバスで大島公園に行きました。
椿祭りのシーズンで、会場ではあんこさん達が踊っていました。
我が女親方は、きのう船が大島に近づいた頃から花粉症になりだし、
ここ椿園にてピークになりました。
私は言いました。（親方、大島を出ればなおりますぜ）

さて、大島の旅はここまでとなりました。
お昼すぎ、熱海に向けて出港です。
実はお目当ての熱海○○館が待っているのです。
あら、大島を離れるにつれ女親方の花粉症はなおったのでした。
めでたしめでたし。

熱海では、目的の○○館め指しまっしぐらです。
あまりに有名な穴場なので、わかる人にはわかりますよね。
入るのにドキドキ、ムクムクしました。
……(；一_一)、(#^.^#)、(＠_＠;)、＼(◎o◎)／！）……

女親方は言いました。（ねえ、もう出ようよ）
二人は赤面しつつ、やっと出たのでした。
親方にすまなかったと、これまた後悔しきり。
これもまた、私に吹き込んだ亀太郎のせいですぜ、親方。
亀太郎が悪い！！

これにて帰路につきました。
あることをするのを忘れていました。
そう、膝枕をしてあげるのを忘れていました。
なってない弟子で申し訳ありません。
次の旅行では、忘れずに膝枕をしてあげますよ、親方。
ご同行、ありがとうございました。