ゆったりと生きたい

私も若くないし~~~
しんどい時もあるけどゆっくり生きようと思う。
日記代わりのブログです。

むっくん

2012-09-19 | ちっち

むっくん そのノラちゃんはご近所の愛猫家たちが餌を与えているとても愛嬌のあるニャンコだ。

今年の1月ごろにご近所から姿を消した。その冬は余りに寒かった。『凍えて死んだのかもしれない』と愛猫家たちは悲しんで話していた。『誰か飼ってくれる人が現れて連れて行ったのかもしれない』 との話も出ていた。

買い物帰りなど私の足元にも寄ってきて鳴きながら餌を催促するむっくんに何度か、買い物の中から食べられそうなものを与えたこともある。

いつも、芝生のベンチで誰かをまっているむっくんの姿が見えなくなって私もちょっと淋しかった。それにむっくんに会いに散歩に来ていた ねこ友 とも会う機会が少なくなったのも淋しかった。けど寒い冬を乗り越えるのには誰かに飼ってもらった方がむっくんも幸せと思ったので私は誰かに飼われたと思うようにした。

そのむっくんが再び現れたのは1カ月過ぎた頃だった。可愛い首輪がしてあったのでやっぱり誰かが飼ってくれたのだと皆で喜んでいた。

ところが・・・・・

そのむっくんを連れて行った人の話によると彼は家の中にいたがらずものすごい勢いで外に出たがる・・・たまりかねてちょっとお外に出したらそのまま行方知らずになってしまったとか・・・・・

彼女の家は、むっくんのたむろしていた場所から約2kmのところにあり、その間にバイパスと言う難関があるからバイパスを超えて来たのは驚きだった。

彼は人に飼われて可愛がられることより、 野良猫の自由 を選択したのだ。どのように帰って来たのかは不明だが、彼の愛嬌の良さでいろいろな人から餌をもらいながら生き延びて、元の古巣に1カ月かけて戻って来たのだと思う。

時々、空腹に我慢できないと、我が家にもやって来ることがあった。私もちっちの餌をあげたこともある。

夜、余り蒸し暑いのでちっちを抱いて外に出た。ちっちが、ふぅっ~~~と怒る。唸るのを聞いたのも初めてだった。そばにむっくんがいた。抱っこしているのにちっちは唸って私に爪を立てるようにして力んでいる。余りに異常な怒り方なのであわてて家の中にちっちと一緒に飛び込んだ事がある。

オットも、逃げ回るちっちをむっくんが追いかけているのを何回か目撃したと言う。

ちっちは女の子なのに、何故、むっくんが苛めるのか不思議だった。

ある日、玄関を掃除していてドアを開けたままにして置いたところ、いつの間にかむっくんが入りこんでいた。部屋の中で逃げ回り、ちっちは家具の隙間に追い込まれてわめいていた。むっくんに『こらァ~~』と言って怒っても、私になついているから逃げない。それで布団たたきで床をバンバンと打ったら驚いて外へ逃げて行った。

周囲のボス的な存在だったけどその地位もいつしか世代交代をしている。そのことがあって以来、私はむっくんをあまり見かけなくなった。

何処でどのようにちっちが怪我をしたのか不明だけど、何かにお腹を引っかけた?のかもしれない。むっくんに苛められた結果とは思いたくはない。

足にも直った傷が3か所ありそれは結構深い傷だとか。鼻の頭にも小さな傷がある。お腹の傷は2か所あって何か尖ったもので受けた傷のようだった。

外に出すとこういうこともあるだろうことは想像していたけれど、実際にちっちがこんな怪我をしてくると後悔もある。

ちっちは治療の結果、心配したお腹の傷のジクジクも乾燥してきたので大丈夫と思う。高熱も、今では落ち着いている。食欲も出て来た。