ちょいと調べることがあってAmazonをクリックしたら、村上龍の『逃げる中高年、欲望のない若者たち』(ベストセラーズ2010/11)という本の紹介があった。
この本の出版社が“ベストセラーズ”というのだから、この本もベストセラーになるんだろうか(もちろん皮肉である)
まじめに言って、“いま”、村上龍の本は、“売れている”のだろうか?
現在、“売れている人”というのは、テレビに出ている人のことである。
そういう意味では、村上龍もテレビでレギュラー出演を続けているよーなので、“売れる”のかもしれないね。
さてぼくには、この本を買う気はないが(今年は“本代”も節約する方向である;笑)、どんな本なのかAmazonで見てみたので、“情報”を共有しよう;
【内容紹介】
待望の挑発エッセイ・最新刊!
自らの欲望と向き合うことから逃げる若者たち。
破綻から逃げ切ることだけを考える中高年。
目標を追いかける者がいなくなったこの国に不安と閉塞感が蔓延する...。
枯れゆく欲望と怒りを忘れた若者は衰退する国家を物語るのか?
いま村上龍が発信する生と希望へのサバイバル・メッセージ!
「どの集団に入れば人生を有利に生きられるか、という問いそのものが意味をなさなくなった。有利に生きる、成功する、金持ちになる、という目標をまず捨てることが重要だろうと思う。成功を考えてはいけない。考えるべきは、死なずに生き残るための方法である。」(本文より)
(以上引用)
ははは。
村上龍は、“ぼくと同じことを言っている”のだろうか?!
あるいは、“ぼく以上のこと”を考えているのだろうか。
なぜか、この本を買って、それを確認したいとは、思わないのだ。
ぼくは立岩真也のようなひとが、もっと緻密に考えていると思う。
だから立岩真也を読む。
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