Don't Let Me Down

日々の雑感、引用。
言葉とイメージと音から喚起されるもの。

“一方”という言葉の便利な使用法

2009-11-06 11:37:53 | 日記

今日の“あらたにす”、朝日新聞“編集局から”を引用いたします;

鳥取県警に詐欺で逮捕された女性(35)に関係した5人の男性が、いずれも不審死を遂げていたことが分かりました。うち3人の遺体からは睡眠導入剤が検出されたそうです。埼玉県でも同様に詐欺で逮捕された女性(34)にからむ4人の不審死が発覚したばかり。捜査当局の解明を待つばかりですが、新聞としても真相に迫る努力を続けます。一方、ヤンキースの松井秀喜選手には感激しました。「もう一度、打撃と守備で勝負したい」。あくなき情熱が立派です。(地)
(引用)

上記引用は、7つのセンテンスからなっています。
そして前半4センテンスと後半3センテンスを、“結ぶ”のは、なんと<一方>という言葉なんですねー。

この<一方>により、関係あるものが関係したり、関係ないものが関係するという、アクロバティックな“文章技巧”が可能になるのです。

さて上記の場合は、“関係あるものが関係した”のか、“関係ないものが関係した“のか、どっちでしょうか?

ぼくは、現在のマスメディア言説(マスメディアの模範的文体)として、ばかな大衆を惹きつけるという意図において、これは“関係あるものが関係したのだ”と考えます。



さっぱりわからない<アメリカ>

2009-11-06 11:04:17 | 日記
アメリカ(USAよ)で事件が起こる。

その事件についての“報道”を見ても、ぼくにはなにが起こったか、起こっているかがちっともわからない。

現在日本には、アメリカ大好きな方々がたくさんおられるようなので、ぼくに説明してほしいものだ。


<テキサスの陸軍基地で銃乱射、犯人含む13人が死亡> (CNN)

 米テキサス州のフォート・フッド陸軍基地で5日、銃乱射事件が発生し、兵士ら12人が死亡、30人が負傷した。犯人とみられる男も、緊急出動した警察要員に殺害された。捜査当局がCNNに語ったところによると、男は精神科医の資格を持つニダル・マリク・ハサン少佐(39)と特定された。

軍報道官らによると、ハサン少佐は同日午後1時半(日本時間6日午前4時半)ごろ、イラク派遣兵士らの手続き、訓練センターとなっているスポーツ施設で、けん銃2丁を乱射した。施設内では、派遣予定の兵士らが書類記入などを行っていた。負傷者のうち2人は重体とされる。警察は共犯の疑いで兵士2人を拘束したが、その後釈放。さらに別の1人を拘束して事情を聴いているという。

ハサン少佐は同基地内の軍病院で精神科医を務めていた。地元CNN系列局が同州選出のハチソン上院議員の話として伝えたところによると、同少佐は近くイラクへ派遣されることが決まり、動揺していたとされる。

フォート・フッド基地は兵士4万人を擁する国内最大の陸軍基地。オバマ大統領は事件の知らせを受け、「恐ろしい悲劇だ」との声明を発表。犠牲者らに哀悼の意を表した。
(以上引用)