気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

GPS2008オフィシャルガイドブック

2008-10-23 23:43:18 | フィギュアスケート雑誌・本
いつも雑誌について書くのはものすごく遅い私。しかもGPS前を理由に更新もさぼっていました。(汗)
昨日、実業之日本社の08-09パーフェクトガイドが出たというのに、今頃カドカワのグランプリシリーズ2008オフィシャルガイドブックの話です。パーフェクトガイドは昨日書店に行きましたがありませんでした。多分チェックするだけのつもりで手に取ってしまうと、これまでそうだったように買ってしまうので、なくてよかったのかもしれません。(汗)2冊が同じ日に出てくれれば、両方チェックして気に入ったほうを買うのになぁ。

オフィシャルガイドブックは大ちゃんの写真がいいですね。表紙からしてこんなさわやかショットは珍しいし、ほしくなってしまう。うまく売る側の戦略にはまった気がします。それ以外の写真も、あ~、これがポスターだったら、と思うほどいい写真の数々です。
インタはCutting Edgeを読んだ後だとあっさりと感じますが、ガイドブックにしては充実のいいインタだと思います。世界選手権のプレッシャーがない発言を、本人が冷静に分析しているのが印象に残りました。

大ちゃんのインタは特に新しい内容はなかったので、それ以上に興味深かったのは、渡部文緒トレーナーの話。大ちゃんをベタ誉めです。彼は周囲の人を惚れ込ましてしまうんですね。
巻末に陸上トレーニングの記事もありましたね。

それ以外にも興味深い視点から突いた記事が多く、特にジャッジの杉田秀男さんのお話や、テレ朝の森下アナ、進藤アナの対談は新鮮でおもしろかったです。

ジャッジが選手に対して公平でありたいと思いながらも、自国の選手は内心応援してしまう。ジャッジする難しさを感じます。そしてジャッジするときには選手に対して、なるべく先入観を持たないで見る、これも難しいですね。そんな真摯な態度が印象に残りました。ジャッジの判定の悪口を気軽に書いてはいけないと、ちょっぴり反省しました。

アナウンサー対談、フィギュアスケートをテレビ観戦すると、少し中継がうるさいと感じることもあるのですが、話すか話さないかのアナウンサーの葛藤の話が読めましたね。この対談、テレ朝じゃなくて、フジのお2人でも読んでみたいです。きっと傑作なものが読める、ハズ?

岡崎真さんのルール改正の解説も丁寧でわかりやすかったです。

ファン心理をくすぐる作りの雑誌で、私は買ってよかったと思いますが、1つだけ残念だったのはGPSに出場する日本の選手が全員はきちんと紹介されていないこと。他の選手には手厚く対談まで載っていたりする反面、中庭君、南里君、無良君、明子ちゃんに関しては小さく外国人選手と一緒に紹介されているだけなのよ。(涙)
個人的にはどうでもいいんじゃ・・・、って感じの記事もあったので、日本代表でGPSに出場する彼らを、たとえ1ページずつでもいいから特集してほしかったです。中庭君は友加里ちゃんとの対談があったけれど、GPS出場選手としてきちんと紹介するのとはまた違う。この雑誌に対する不満はそれだけかな。

しかし、今年のGPS、昨年よりもBSでの放送が少ないようですね。CS加入しておいてよかったけれど、男女シングルのSP、FSぐらいは、日本の選手と海外トップ選手だけでもいいので、地上波かせめてBSできちんと放送してほしいと思います。地上波・BSの放送内容から、CSに加入させようという魂胆を感じるのは私だけ?ペアやアイスダンス、EXを見たい方はCSへっていうのはわかるんだけどね。

ところで動画で見ただけですが、「思いっきりいいテレビ」、子供のころの写真や貴重なトレーニング映像もあってファンには嬉しい内容でしたね。あの階段を使ったトレーニング映像は手元にほしかったけれど、見られただけでも感謝です。

しかし、副題は「挫折と苦悩」だったので、もしかしてあのことかと期待?していたら全然違っていて、あそこまでモロさんが無視されているとは。トリノ前後に話を絞るなら、コーチとしてモロさんの名前が出てこないのは、余りにも不自然ですよね。
大ちゃんを自分の「完成品」と思ってらっしゃる彼が知ったら憤死するかもと思いました。でも「共同制作者」として名前を挙げたカルロスさんがクローズアップされていたから納得してくださる?(笑)

モロさんをさらっと流して扱えばいいのになぜここまで、と思いました。織田君に気を使いすぎたのかとも思いましたが、案外この番組の制作側に大ちゃんファンがいて、モロさんにちくりと復讐したのかしら、と妄想が湧きました。その割に説明と映像が合っていない部分は多かったのですが。