気ままにフィギュアスケート!

男子シングルが好きです。

スケートアメリカ 女子

2008-10-27 23:54:43 | フィギュアスケート大会
昨日女子SPを書きそびれたので、今日まとめて書く羽目に。仕方ないので簡単に。男子FSの演技の感想も書きたいのに未だに書けず・・・(泣)

男子を見ていて、スケートアメリカはGPS初戦から4回転大会(ただし表彰台上の順位には影響せず)だわ、と思ったのですが、女子は3回転-3回転の戦いだったのかもしれないと思いました。

キム・ヨナちゃんの2位に大差を付けた優勝は、たった1人だけSPでもFSでも3-3を認定されたことによるもの。3-3に挑戦した他の選手達のジャンプが認定されていたとしても、彼女は優勝していました。でもあれだけの大差を付けることはできなかった。
そして、3-3を入れなかった選手達の演技を見ても、3-3の存在がどれだけ大きいかを感じました。

ヨナちゃん以外にSPで3-3を跳んだのは美姫ちゃんとレイチェル。2人ともセカンドループがダウングレードされています。ちなみにヨナちゃんのジャンプはSPもFSどちらも3F-3Tです。
大ちゃんが試合にセカンドループ入れないわけです。もちろんループだからダウングレードされて、トゥループならダウングレードされにくいというわけではないでしょうけれど。
未来ちゃんは最初の3Lzにコンビネーションを付けそびれ、次の3Fをコンボにしてきましたが、3-2にしました。

FSでヨナちゃん以外に3-3に挑んだのは、美姫ちゃんだけ。しかもSPで跳んだいつもの3Lz-3Loではなく、今年から新しく採り入れた3T-3Loにしています。
より簡単なジャンプにして安全策を採ったのかとも思いましたが、後半に3Lzを2回跳んで点を稼ぐ作戦のようですね。彼女は後半に4つのジャンプを跳び、そのうちの2つがコンビネーションで、モロさんのジャンプ構成は点を稼げるようにできています。それを跳べる選手の体力あってのものですが。

そしてSPでもFSでも3-3に挑戦した美姫ちゃんに対し、3-3を回避した友加里ちゃんが2位になりました。それも女子にとって3-3がいかに難しくリスクが高いかを示しています。

しかし、美姫ちゃん、ジャンプの調子もよかったのに、せっかく跳んだ3-3が2つともダウングレードされてしまって、これから3-3を回避するようにならないかが心配です。あ~あ、素人目には、2つとも素晴らしいジャンプだったのにな。今回の大会、優勝がヨナちゃんだったのは納得だけど、美姫ちゃんの3-3が認定されなかったのが悔しいです。

女子シングル          合計点 SP(順位) FS(順位) 
1位 Yu-Na KIM(KOR)   193.45 69.50(1) 123.95(1)
2位 中野友加里(JPN)   172.53 57.46(3) 115.07(2)
3位 安藤美姫(JPN)    168.42 57.80(2) 110.62(3)
4位 Rachael FLATT(USA) 155.73 54.92(5) 100.81(4)
5位 Mirai NAGASU(USA) 142.90 56.42(4) 86.48(7)

SPもFSも地上波で放送された選手全員について書きたいけれど、特に印象に残ったプログラムだけ。

なんといってもよかったのが友加里ちゃんの「ジゼル」。前半の狂乱の激しさから一転して、妖精(という言葉がぴったりの可憐さ)に生まれ変わった彼女が愛らしく踊り、ハッピーエンドのフィニッシュ(バレエの印象とはずいぶん違うけれど)。めりはりのついた演技で、楽しく思わず引き込まれてしまうプログラム。
トレードマークの3Aを回避して、その代わりに完璧に演技して盛り上げた彼女に、スタオベを贈るお客さんもいましたね。
3Aに挑戦し続けた昨季の彼女にも感動したけれど、自分の状態を見極めて、できることを完璧に演じきった彼女にも感動しました。

大人の妖艶な演技を見せてくれたのはキム・ヨナちゃん。SPの「死の舞踏」、FSの「シェヘラザード」のどちらもよかったです。アイメイクも変えてきていましたね。しつこく3-3の話題を引っ張るけれど、SPでもFSでもこのコンボは高くて安定していてきれいだった~。

美姫ちゃん、FSでは友加里ちゃんのあと「ジゼル」が2回続いて、プログラムのインパクトという点では少し不利だったかも。
でもまだ絶好調というほどではないけれど、昨季のことを思えばかなり調子がよくて、このまま少しずつ調子を上げていってほしいなと思います。

この大会はアメリカ人選手にとっては厳しい試合だったかも。特に今年はアメリカのジュニア上がりの選手達が期待されていたけれど、シニアの大会の緊張感からか、レイチェルも未来ちゃんもミスが目立ちました。2人とも背が伸びて、年齢的にも難しい時期だということもあるのかもしれないけれど。
そしてキミー、なんとかジャンプの調子を取り戻してほしいです。ジュニア上がりの子達の後に演技をすると、シニアのスケーターという感じで素敵なんだけどなぁ。失敗しても演技中は笑顔をたやさず滑りぬく彼女の、本調子の演技が見たいです。

リアルタイム

2008-10-27 23:39:51 | 高橋大輔その他
昨晩撮っておいたGet Sports、私の地域ではやはり前半のみで、フィギュアスケート部分の放送はありませんでした。でも次週予告で大ちゃんが出ていましたね。嬉しいサプライズでした。楽しみ~。やっぱりGet Sportsは毎年大ちゃんの特集をしてくれますね。
途中までしか録画できなかった昨年の二の舞にならないように、今年は起きていてちゃんと見張ってなくちゃ。(笑)
これまで見たことがない振付をやっていましたね。あれがベールに包まれたもう1つのフリー?コミカル系に見えました。ほんの一部分しか見られなかったけれど、あれがもう1つのフリーなら、確かに殻を破る(ちょっと本人は恥ずかしい)プログラムかも。
この時期ちらりと見せてくれたってことはあれをCoCで滑る可能性も?それならOcean Wavesはどうなるのなどと考えてしまいました。とりあえず来週の放送が楽しみです。CoC前に大ちゃんのFPを見られるかもしれないんですよね。わくわくします。

リアルタイム、夕方から夜と出かけていたので、だいぶ遅れて録画を見ました。
しょっぱなから「あ~、眠いなぁ」って、朝のストレッチ、最初から萌え映像。それ以外にもこれファンが作ったの?ってぐらい萌え映像が満載でした。にもかかわらず、モロゾフや織田君、辛かった時期までしっかりと取り上げてくれて、濃い内容でした。

まずモロゾフとの関係を説明するのに、練習着姿のラフマニノフを使ってくれるとは心憎いじゃありませんか。練習着姿のラフマニ、素敵すぎます。シンプルなかっこうだと彼の表現力がよけいに際立つんですよね。
「弱かった」発言は臨海スポーツセンターが報道されたときの映像ですよね?何月何日か調べる気力がありませんが、5月ぐらいでしたっけ?一瞬どっきりしたけれど、あれは別れた直後の言葉だから、今はもう大丈夫だよね。

ホテルでファンの手紙を読むシーンも。きちんと読んでくれているんだなって、これもファンには嬉しい映像です。幸せ者はファンのほうですよ、大ちゃん。
髪型の研究するシーンでは貴重な二の腕の裏側の血管映像が。(変態っぽい?きっとお仲間がいるはず、と思う 汗)

またまた宮本さんとの練習風景も。だいぶ細かいところが変わってきているような気がします。Eyeのサーキュラー、途中の視線にぞくっとしました。早く完成形が見たいです。

4回転にひたすらこだわり続ける大ちゃん。彼の思うオリンピックチャンピオンは1試合で4回転を3本。1年に1本ずつ増やしていって、目標に近づけていく過程を見守る幸運に私達は恵まれているわけですね。それには試合での極度のどきどきもつきものだけど、やりたいようにやる彼を見守るしかないわ。(←母目線)

最後の「山あり谷ありでいろいろあると思いますが、頑張ります」、山や谷を乗り越えた、いい男の顔をして語ってくれました。
ビニール傘を差して、小刻みにサングラスを持った手を振る大ちゃんの笑顔、素敵でした。

この後、中京テレビ限定かもしれないけれど、しばらく別のニュースをはさんでから、SA優勝にちなんで短くですが小塚君も報道されていました。彼の両親とおじいさんが紹介されていました。