今月の一曲

太田裕美「冬の蜂」

名盤『エレガンス』の掉尾を飾る曲で、荘厳な曲調のバラードで、アルバムの中では、若干異質な一曲。

これからの季節にぴったりな曲で、冒頭は「あれは中善寺の山陰の赤や黄色も褪せるころ」である。「木綿のハンカチーフ」とおなじ作詞作曲編曲陣なのであるが、全く違った世界観を醸し出している。リンクを附けた音源では微妙ですが、ＣＤで聴くと、サビのオーバーダビングが際立っていて、重厚な曲調が際立ちます。

この曲は、太田裕美様の曲の中で、五本の指に入ると思う。一足先に、冬を感じて頂ければ。