18年にもなりますか

感じた事、出来事、いろんなこと書き綴ってます。

格好悪い?

2005-02-13 19:14:22 | ドラマ
 日本テレビ系で「87% 私の5年生存率」というドラマがそこそこ話題になっている。第一話から観ているわけではないのだが、第5話のあるシーンが大変印象に残った。

 登場人物の背景が分らないとちょっと説明しずらいので、ドラマの全容の詳細は日テレのホムページを観てもらいたいが、おおよそこんな具合である。

 主人公と主人公の元男の間に男の子ができたが、元男は認知も養育費も払わないままでいる。主人公は完全な母子家庭で日々暮らしている。その主人公が乳ガンになることからこのドラマが始まっている。印象に残ったシーンはその主人公と、元男の現妻とのやりとり、現妻は、主人公が養育費を毎月要求していると思いこんで、200万円の手切れ金を申し出た後のことである。


 それは、一旦「要らない!」と啖呵を切って突き返した手切れ金を200万円を「やはりください」というシーンだ。

 いったんは「要らない」といった手切れ金を、やはり「ほしい」というかっこわるさに悪態をつく現妻。それを見かねた杉田かおる扮する、主人公の会社の同僚が、「生きるために必死なんだ、プライド捨てて何が悪い、人間格好悪いことがかっこいいんだ!」と涙ながらに怒るシーンがある。

 本当に生きること、子供を育てることは大変だ。どれほど格好悪いことでもやらなきゃ生きていけない。ウチが狭いだの、人が呼べないだの、インテリアがいいだの悪いだの。そんなこと一切言ってられないのだ。安売りのお店で買い物をするし、給料日前は我慢もしなきゃならない。お米が無いときだってある。そんなものだ。それを格好悪いというのは簡単。そういう生活が嫌だというのも簡単だ。しかし、それでもなお頑張り続けることのほうが、とちゅうで逃げ出すよりも遙かにカッコイイ。

 自分の子供はそういう価値観を持った子供に育てたい。

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痛ましい事件

2005-02-05 01:06:41 | 
 また、幼い命が奪われた。痛ましい事件である。 人の親になっていてもおかしくない年齢になっているにもかかわらず、精神は未熟。本人にしたところで、自ら望んでそうなったのではないだろうが、しかし現実には取り返しのつかない犯罪を犯してしまっている。

 自分より弱い存在には、何をしても良いと教わったのだろうか?強いものは弱いものを潰してもよいのだろうか?彼はこれまで何を教わったのだろう?何を学んだのだろう?

 学校や会社、世間からは、弱いものが強いものに負けることを見せつけられてきている。まるで弱いものに存在価値さえないがごとくである。 勉強の出来がまるで人生を決めてしまうかのような風潮を信じこまされている。勉強の出来不出来は、人生の選択肢を左右するかも知れないが、人間の尊厳や価値そのものに何も関係無いはずである。弱い存在を守ることができることのほうが、勉強ができることよりも価値が低いって事があるだろうか?

 痛ましい事件には本当に胸が痛む。底知れない悲しみが家族を襲う。起きてはならない事であるには間違いない。

 しかし、一方でその事件の背景にある「何か」を感じざるをえない。


 

 
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