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トランプ大統領

2017-01-21 09:35:00 | ノンジャンル
世界経済の中心的存在であり、世界の軍事パワーバランスの重要な役割を担っているアメリカ合衆国の大統領に、政治未経験のトランプ氏が就任した。

批判も期待もあり、株価やパワーバランスに就任前から影響を及ぼしているのを見ると、今後の4年間でどうなるのか見続けていきたい。

御多分にもれず、多くのマスコミはトランプ非難の論調が圧倒的に多い。

しかし、イギリスのEU離脱にしろアメリカ第一主義を掲げて当選したトランプ氏にせよ、自国民をどのように守るのかというテーマに対する回答という意味では大変興味深い。

これらの動きを「保護主義」と位置付けて問題点を提起するのは、マスコミの役割の一つであるがそれよりも深く踏み込んだところまで進んでいるわけではない。
であれば、我々日本はどうなのかとシミュレートしてみるのはどうだろう。





もし、日本に大量の移民が流入し雇用を奪い生活保護費を消費していったとしたら?





日本は、保護主義的政策を打つべきだろうか?

現象として起きていないから想像しづらいが、日本の人口が減っていることに対して政府は移民を検討したり、特別な条件を満たせば永住権を1年で認めるという法改正も進められている。つまり、人口をある一定規模までもっていかないと、税収も国内経済も成り立たないと想定しているということだ。

しかし、一方での懸念はすでに起きているとおり生活保護費の不正取得の問題がある。勝手な見方ではあるが、文化も価値観も違う国民が日本でさまざまな理由をつけて休業し休職し働かないとする。一般的な日本人の感覚からすれば、本当に働けない人の為の生活保護が、働かない人の為に遣われる。

だまってみていられるだろうか?

それが、数万人、10数万人となっても、そのほとんどが働かない、日本の文化とは違う価値観をもった国の人だったとしたら?






イギリスは、我慢の限界を越えたという国民がEU離脱を支持した。

日本は、日本人はそこまで明確に行動を起こさないかもしれないが、当然問題視するだろうし、不満を感じるだろう。そして外国人排他が市民レベルで起きてしまうかもしれない。

これは保護主義か?はたまた最低限の良識を守れという文化的価値観の同一性を求めるだけのものなのか、排他主義か、人種差別か?






今のところ、自ら積極的に来日して、日本に住む多くの外国出身の人たちは、日本の文化が好きでいてくれるから、問題は起きていないだろう。しかし、いざ移民となれば話は変わる。金の為に母国に残した家族の為の出稼ぎだって今以上に増えるだろう。

生活保護の手厚さに胡坐をかくかも知れない、働く気もないのに家族をたくさん呼んで生活保護を食い物にするかもしれない。

多少の法改正をしてもそのまま受け入れるか、もう勘弁してくれと法によって規制するか。

いずれにしても、日本の財政を守らないといけなくなろうだろう。はたしてそれは保護主義か?







イギリスやトランプ氏の考える点はそこではないだろうか? 表現や発言はともかく、トランプ氏の言ってることは分かりやすい。TPP離脱を表明したが、米国人の雇用が増えるTPPなら賛成していただろう。いま発言しているアメリカ国内に工場を作れ!なんていうのも結果として米国民の雇用が減るとしたらそういう発言はしないだろう。


日本もいずれそういう事を議論しなければならなくなる。日本人は建前がすきだから、保護主義を声高には言わないかもしれないが、議論は避けて通れないはずだ。





「アベ政治は許さない」なんて、騒ぐことが目的のおバカな運動をするのとはわけが違う。

真剣に考えて結論をださないといけない。日本がアジアで重要な国であり続けたいなら、大騒ぎしたりデモをやっても意味はない。政治家に直接会って意見を言い続ける。あるいは自ら政治の場にでて行動を起こすしかない。





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