18年にもなりますか

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白い恋人

2008-01-09 07:19:05 | 風景
 食品にまつわるさまざまな事件が発覚した2007年だったが、2008年早々「白い恋人」に出逢う機会があった。



 この写真のとおり、個包装されている1つ1つに製造年月日と賞味期限が印字されている。こうすれば、外箱のラベルの貼り替えで偽装するわけにも行かない、石屋製菓の気持が伝わってくる。

 品不足でもニュースになっている白い恋人だが、1つ1つに日付をプリントすると、もちろん1工程も2工程も増えるし、印刷する機械、インクなどのコストも増えている筈である。個包装されてただちに箱詰めして出荷すればもっとどんどんと商品は店頭に並ぶのだろうが、この工程のおかげで、供給が追いついていないのであろう。



 しかしこれが本来の形ではないだろうか。



 たしかに、品不足がつづくと、店舗からは矢の催促がくるだろうし、値引きしろだとかといった圧力もかかるかも知れない。しかも、「お客様が待っている」なんて言う殺し文句が加われば、ちょっとぐらいイケナイ事をしても・・・なんて気持にもなってしまうだろう。


 しかし、当たり前の事をきちんとやれば、どうしても時間がかかったり、コストに跳ね返ったりする。

 競合他社がどんなやりかたで、短納期や低コストを実現しようとも、まっとうに正直に追求すれば、自ずと限界がある。

 自分たちのやっていることを見失わない為にも、頑固にそういうことを守り通すことこそが信頼回復なのではないだろうか?

 白い恋人はその真っ只中にある。



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