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石原慎太郎と田中康夫

2005-07-10 18:05:47 | 社会・経済
 今朝(7月10日)のフジテレビの報道2001は結構おもしろかった。東京都議会議員選挙が終わったばかりということもあってか、石原慎太郎東京都知事と、これまた話題の長野県の田中康夫知事。両名ともに、財政再建を旗印にマスコミも話題に事欠かない。この番組中での話題で気になったことを1つ2つ。

 1つめ。番組中のキャスターと両知事との会話で分かったことだが、実は国の借金は700兆円ではなく、もう1000兆円に達しているとのこと。1時間あたり、38億円ずつ増えているのだそうだ。それを背景に考えると、郵政民営化に関する一連の論議は、本当に議論のすりかえで、最終的には議席獲得の道具にまで成り下がっているとまで言っていた。

 2つめ、マスコミも郵政民営化法案の内容論議のなかで”過疎地の郵便集配”の問題などを取り上げるが、それも問題だと。国としてどう有るべきかについての評価ではなくて、重箱の隅をつつくような事で視聴者の関心を得る、つまり視聴率を上げようとしているのは、問題だとまで言っている。マスコミはもっと物事の本質を取り上げるべきだと。
ある時点からは、郵政民営化法案は郵政民営化のテーマから、議員同士の派閥、あるいは民主党と自民党の間の争いという図式で、この問題を取り上げて報道していたことを指摘していた。

 テレビ朝日の報道ステーションにしても、TBS系のサンデーモーニングやブロードキャスターにしても、”政治家や小泉首相”を悪者にしたてて伝えることしかしていない。だれかを悪者にするというのは、つまり報道する側が”評論家、批評家”でしかなく、本当の意味でのジャーナリズムの則っていないということを表わしている。誰かと誰かの一騎打ちを仕立てて、ショーにして、関心を集めて放送し、視聴率をえているだけである。

 田原総一郎、櫻井よしこに田中康夫、石原慎太郎をはじめとする地方でがんばっている知事をメインに、「1000兆円の借金返済待ったなし24時間スペシャル」をやればいい。もう、「道路も、空港も、ダムも、教育も大事、年金も、福祉も大事、経済も大事、だから税金を上げます、全部国が責任をもってやります」なんていうきれい事は要らない。国は何をやるのか、国にしか出来ないことは何なのか、地方は何をするのか、地方だから出来ることは何か、その為にどんな”過去のしがらみ”=”利権”が存在して、どんな”障害”になっているのか、その障害をどのように”消す”のか。をすべて、「1000兆円の借金返済と、豊かな老後の実現」という観点で議論してもらいたい。”朝まで生テレビ”のようなショーではダメ。きちんと結論を出す。リアルタイムで視聴者が政治家の意見に反対、賛成を投じる。政治家は本当の意味で、マスコミや国民の真の関心を知るし、国民も自らの投票に政治家がどんな反応を示すのかに関心を持つことになり、ショー的な要素を排しても、結構楽しめるだろう。

田中康夫が番組中にチームニッポンを紹介していたので、そこのURLを貼り付けておきます。ご参考まで。http://www.team-nippon.com/
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