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サッカー第84回全国高校選手権 野洲高校優勝

2006-01-09 20:52:48 | スポーツ
 ラグビーに並ぶ冬のもう一つの球技といえばサッカー。1月1日の天皇杯を浦和レッズが獲ったニュースもつかの間、高校生もすごいなぁ。

 この決勝戦は、実力・スピード・体力・経験(監督の)のそろったという前評判の鹿児島実業と、個人技(といわれている)、サッカー未経験監督の野洲との戦い。非常に象徴的な試合のように思えた。

 おそらくこの決勝戦に出てこなければ、野洲を”やす”と読むことも、滋賀県の学校であることも、近畿・関西地区以外に住んでいる人は知らなかったのでは無かろうか? 

 野洲は監督がサッカー経験が無いことが話題になっていたが、監督のサッカーに対するなみなみならない猛勉強で得た”サッカー”とはどういったスポーツ(ゲーム)なのかいう理解と、なによりも選手達の”サッカー”というゲームに対する理解と、たくさんの練習の繰り返しを積み重ねた結果がそんな話題を蹴散らした形になったのではないかと思う。

 高校選手権では一般に選択しない戦い方や、”ふつうはやらない”ことを敢えて選び、サッカーのおもしろさを感じながら実力を積み重ねた野洲のサッカー。ふとかつての神戸製鋼ラグビー部の平尾キャプテン(当時)がやったことを思い出した 

 彼もそれまでの神戸やってきたラグビーを少し変えた。彼がCTBと言うこともあったが、それまでの"押せ押せどこまでも”ラグビーから、”さっさとボールをバックスによこせ!”ラグビーに変えた。それまでそんなラグビーにはお目にかかったことがなかった各チームは神戸製鋼に翻弄され、その後も”変化しつづける”神戸製鋼に結果として7連覇を許した。
 
 この野洲もそれと重なる部分があるように思える。神戸製鋼が3連覇を掛けた対三洋電機戦は、後半43分ロスタイムでの大逆転のとおり、実力では三洋電機が上回っていたのではないかと思われる試合だったが、最後の最後、プレイがとぎれたら間違いなくノーサイドだったワンプレイを活かした神戸製鋼が勝利した試合。鹿児島実業と野洲高校のそれぞれの良いところがぶつかった試合と印象が重なるのは、やはり、すばらしい試合だったからだろう。

 
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