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マスコミが嫌いな理由

2006-06-16 23:30:49 | 社会・経済
 マスコミは必要であることは事実だけども、大嫌いな存在でもある。

たとえば、今回のワールドカップサッカー2006ドイツ大会のグループリーグF組で日本が第1戦目を落としたことを、マスコミ各誌は「可能性は4%」と一斉に報道した。こういうところが大嫌いな理由なのだ。

 サッカーワールドカップが32カ国出場となった1998年と2002年の大会では、のべ23カ国のチームがグループリーグの初戦で試合を落とし、初戦を落としたチームのうち決勝トーナメントに勝ち進むことができたのは2002年大会のトルコだけで、その確立が1/23なので4.3%だというのだ。

 だから何なん?

 そのことと、今回の日本が決勝リーグへ勝ち残る確率と何が関係あるの?と言いたい。過去の事実を伝えることと、今回の日本が決勝リーグへ進む確率とは実はなんの関係もない。そんなの完全に論理的に結びつけることなどできない。一度説明してくれ!といいたい。

 それをまあ、マスコミだから許されるだろう、と思ってるのか、人を扇動するようなやり方で、2つの別の事実をあたかも関係がありそうに並べて結び付ける。これが広告だったら確実に改正指導を受けるよ。たいがいにセエよ!

 言葉の断片を短冊状に切り刻んで、それらし写真と組み合わせてそれらしく記事にするだとか、論理的に関連させようとしても無理がある2つの事実を言葉巧みに並べて、記事として作るというのは、「うまく読ませる記事を作るという意味ではプロ」かもしれないが、はっきり言ってやめてほしい。

 売れないと駄目だから、売れる記事を書くのがプロの記者だ!・・・なんていう言い訳をもし口にするなら、村上ファンドのことを非難報道なんてよく臆面もなくできるなぁと思う。ファンドなんて金融商品を駆使してお金を増やす・儲けるのが仕事。だから法律上はきちんとルールを守らなければならないけど、その中では知識と経験を駆使して大金を儲けて後ろ指さされることはない。

 そういうところは本当に大嫌いである。別の面では、マスコミがそういうことをやり続けてくれているおかげもあって、いろいろ勉強することも増えていいことは少しはあるのだが。

 いずれにしても、ナメたようなことを平気でするな!もっと真摯にジャーナリズムを追求して、まともな記事を書くようにしてほしい。




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