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柴田淳、2年8ヶ月ぶりの…

2017-09-24 17:08:00 | 音楽
2年8ヶ月

開き直ったのか

はたまた新境地か

柴田淳さんがあからさまに、ダークな部分をさらけ出した曲が満載



音楽アーティストって基本憧れられる「かっこいい」と言う要素だったり、「かわいい」と言う要素を備えるものと思われているけど、柴田淳さんほど、苦悩している人はいないんじゃないだろうか?

彼女はどちらかといえばリケジョ。論理的。そんな自分をどこかドライだと思っている。

でもそれは本当は違うのです。




柴田淳さんは、ウェットなんです。人の感情に特にセンシティブだし、もちろんその何倍も自分の感情にもセンシティブ。

だから、わずかが「揺れ」でさえも彼女を悩ませるし、苦悩の沼へと引きずりこんじゃうんです。




自分自身と言う存在への葛藤。

こんな苦しいことはないのに、それを問われるアーティストとしての仕事を全うする。

もはや、やってることはサドでありマゾ。




そんな彼女が綴った10曲が収められた「私は幸せ」には、ハッピーソングはありません




だのに、アルバムは楽しめる。一回聞いただけじゃだめ。


彼女のアルバムはいつでも「かつおぶし」のよう。カッチンかちんに固くてそのままじゃまさか料理に使えるなんて思えない代物。

それが削り節となり、茹でられることでダシとなってようやく料理に使える。

料理の仕方を選ぶといえばいいのか、なんといえばいいのか。

彼女の詩の世界観を消化して初めてわかる、繊細さと驚くほどの表現力。



そこまでして聞かなくても…と言うのもわかるけども、そこまで聞いた時にはっきり理解できる詩の素晴らしさは多くのアーティストのわかりやすい歌詞になれた人たちには感動ではないだろうか?




是非是非聞きましょう。



柴田淳「私は幸せ」


インタビューがこちらに掲載されています。


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