夜、携帯に電話がかかってきた。家族からだったので「はい」と普通に出ると、電話の向こう側では、笑っているのか泣いているのか分からない声。
何事?
事件?事故?けんか?
「え?どうしたん?」
するとようやく会話できる状態になったようで、「あのな~」と話が始まった。
あぁ、事件でも事故でもなさそうでよかったぁ、とほっとしながら話を聞くと、
「なぁ、吹奏楽祭って言うてみて」とリクエスト。
「ん?吹奏楽祭?」
すると電話の向こうでまた、こらえ泣きしながらの笑い
「え?どうしたん?」
とたずねると、どうやら、吹奏楽祭っていう言葉が、「水槽がクサイ」に聞こえてしまって、家族の誰が言っても「水槽がクサイ」にしか聞こえないので、あまりにおかしくて、標準語ならちゃんと吹奏楽祭に聞こえるのか確かめようと、電話してきたとのこと。
これは、「クサイ」のアクセントが、頭高の関西ならではの聞きマツガイ。
標準語なら「クサイ」は中高なので、「吹奏楽祭」を100回聞いても、「水槽がクサイ」にはならない。
あと、母音の無声化のルールで、吹奏楽祭の「ク」(k)は、母音に挟まれる(aとuに)ので、子音だけ発音するが、関西では、無声化はしないので、どうしても“く(う)”となる。
だから、標準語で「吹奏楽祭」と言っても音としてはSuisoh-Gak-Saiとなり、“クサイ”の“ク”と言う部分が強調されなくなるので、クサイと聞こえにくい傾向がある。
このブログを読みながら、「吹奏楽祭」とつぶやきそうなあなた。まぁ、細かい解説を理解するよりも、まず一度言ってみて確認してみよう。
「吹奏楽祭」が「水槽がクサイ」に聞こえれば、あなたは関西人かもよ?
何事?
事件?事故?けんか?
「え?どうしたん?」
するとようやく会話できる状態になったようで、「あのな~」と話が始まった。
あぁ、事件でも事故でもなさそうでよかったぁ、とほっとしながら話を聞くと、
「なぁ、吹奏楽祭って言うてみて」とリクエスト。
「ん?吹奏楽祭?」
すると電話の向こうでまた、こらえ泣きしながらの笑い
「え?どうしたん?」
とたずねると、どうやら、吹奏楽祭っていう言葉が、「水槽がクサイ」に聞こえてしまって、家族の誰が言っても「水槽がクサイ」にしか聞こえないので、あまりにおかしくて、標準語ならちゃんと吹奏楽祭に聞こえるのか確かめようと、電話してきたとのこと。
これは、「クサイ」のアクセントが、頭高の関西ならではの聞きマツガイ。
標準語なら「クサイ」は中高なので、「吹奏楽祭」を100回聞いても、「水槽がクサイ」にはならない。
あと、母音の無声化のルールで、吹奏楽祭の「ク」(k)は、母音に挟まれる(aとuに)ので、子音だけ発音するが、関西では、無声化はしないので、どうしても“く(う)”となる。
だから、標準語で「吹奏楽祭」と言っても音としてはSuisoh-Gak-Saiとなり、“クサイ”の“ク”と言う部分が強調されなくなるので、クサイと聞こえにくい傾向がある。
このブログを読みながら、「吹奏楽祭」とつぶやきそうなあなた。まぁ、細かい解説を理解するよりも、まず一度言ってみて確認してみよう。
「吹奏楽祭」が「水槽がクサイ」に聞こえれば、あなたは関西人かもよ?