岡山大埋蔵文化財調査研究センターは26日、医学部構内にある鹿田遺跡(岡山市)で、ネコの頭部をかたどった木製の操り人形が出土していたと発表した。平安時代後期にあたる11世紀中ごろのものとみられ、これまでに確認された動物の操り人形では最古という。
ネコの頭部は長さ、幅とも約6センチ。加工された目や鼻の跡が残っていた。これまでは同遺跡で見つかった14世紀のサルが最古だった。
センターの山本悦世教授によると、「傀儡(くぐつ)」と呼ばれた芸能集団が使っていた可能性が高いという。獅子舞のようにネコの頭に布や毛皮をつけ、空洞に通した棒を手で持って操ったらしい。
ネコの頭部は長さ、幅とも約6センチ。加工された目や鼻の跡が残っていた。これまでは同遺跡で見つかった14世紀のサルが最古だった。
センターの山本悦世教授によると、「傀儡(くぐつ)」と呼ばれた芸能集団が使っていた可能性が高いという。獅子舞のようにネコの頭に布や毛皮をつけ、空洞に通した棒を手で持って操ったらしい。