東京・上野動物園が受け入れるジャイアントパンダのつがい2頭が21日、中国・上海の浦東国際空港をたち、同日夜、成田空港に到着した。その後陸送され、上野動物園には同日深夜に着く予定。
上野動物園でのパンダ飼育は2008年4月に「リンリン」が死んで以来、約2年10カ月ぶり。環境に慣れさせた後、一般公開は3月中になる予定。中国政府は2頭を「友好の使者」と位置付けており、漁船衝突事件などで悪化した日本国内の対中感情の改善に期待を寄せている。
2頭の中国名は、雄が「比力(ビーリー)」、雌が「仙女(シィエンニュ)」。比力は大食いで木登りなど遊びが大好き、仙女は活動的で人懐っこい性格という。ともに人間でいうと「20歳」(中国側専門家)に当たる5歳で、来年あたりから出産に適した年齢になるため、2世誕生に期待が高まりそうだ。
2頭の来園に備え、上野動物園では約9000万円をかけてパンダ舎を改修した。田畑直樹副園長は「早く人気者になってほしい」と話している。
東京都は公募していた2頭の日本名を一般公開に合わせて発表する。
日中間の協定によると、日本側が2頭を10年間借り受け、中国に野生動物保護への協力金名目で年間95万ドル(約7900万円)を支払う。パンダは日本には上野動物園のほか、神戸市立王子動物園と和歌山県のレジャー施設「アドベンチャーワールド」にいる。
上野動物園でのパンダ飼育は2008年4月に「リンリン」が死んで以来、約2年10カ月ぶり。環境に慣れさせた後、一般公開は3月中になる予定。中国政府は2頭を「友好の使者」と位置付けており、漁船衝突事件などで悪化した日本国内の対中感情の改善に期待を寄せている。
2頭の中国名は、雄が「比力(ビーリー)」、雌が「仙女(シィエンニュ)」。比力は大食いで木登りなど遊びが大好き、仙女は活動的で人懐っこい性格という。ともに人間でいうと「20歳」(中国側専門家)に当たる5歳で、来年あたりから出産に適した年齢になるため、2世誕生に期待が高まりそうだ。
2頭の来園に備え、上野動物園では約9000万円をかけてパンダ舎を改修した。田畑直樹副園長は「早く人気者になってほしい」と話している。
東京都は公募していた2頭の日本名を一般公開に合わせて発表する。
日中間の協定によると、日本側が2頭を10年間借り受け、中国に野生動物保護への協力金名目で年間95万ドル(約7900万円)を支払う。パンダは日本には上野動物園のほか、神戸市立王子動物園と和歌山県のレジャー施設「アドベンチャーワールド」にいる。