Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

「大寒」

2011-01-20 23:16:49 | コメント
 日本海側などで大雪が続く中、日本列島は20日、寒さが最も厳しいとされる「大寒」を迎えた。気象庁は、大陸からの寒気が日本に南下する際に通る日本海の海面水温が平年より高かったのが大雪の一因とみている。

 海面水温の高い状態は解消されたが、向こう1週間は冬型の気圧配置が続き、特に来週初めは冬型が強まって日本海側は雪になる見込み。

 20日の積雪は、秋田県湯沢市で137センチ、岩手県一戸町87センチ、島根県邑南町64センチ、広島県北広島町63センチと1月観測史上最深を記録。邑南町と北広島町は平年の約10倍。東北から山陰にかけ、平年の2倍以上の積雪となった地点が多い。

 同庁海洋気象情報室によると、日本海の海面水温は年末まで広範囲で平年より1~2度、1月上旬ごろにかけても0・5~1度程度高い状態。強い寒気が暖かい日本海を通ったため、両者の温度差で蒸発が促され寒気が大量の水蒸気を蓄積。その寒気が日本列島の山にぶつかって活発な雪雲が発生したとみられる。

 海水温が高かった要因は(1)昨年の猛暑(2)海水をかくはんし海面水温を下げる効果がある台風が昨年、統計史上最少だった(3)東シナ海から日本海に流れ込む暖流の対馬海流の勢力が強かった―などが考えられるという。

 同庁は「大雪の主役は強い寒気だが、暖かい日本海という脇役が引き立てた」と話している。