Lucky☆Sardonyx

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マグロ初競り

2011-01-05 23:11:54 | コメント
 水産物や野菜など生鮮食品を扱う全国の主な卸売市場で5日早朝、今年初の取引となる「初競り」が行われた。東京・築地市場では、342キロの北海道戸井産クロマグロが1本3249万円(1キロ当たり9万5000円)の高値で競り落とされた。

 築地市場によると、記録の残る1999年以降では、2001年の1本2020万円を大幅に上回る最高値。産地はこれまで一本釣りで有名な青森県大間産の指定席だったが、初めて北海道戸井産に明け渡した。

 香港のすしチェーン「板前寿司」と、銀座の有名すし店「久兵衛」が共同購入し、半分ずつ分け合った。共同購入は3年連続。4日にはえ縄で漁獲され、空輸されたマグロで、戸井産は釣り上げた後の処理が丁寧で肉質も良く、近年人気が高まっているという。

 高級クロマグロは最近、中国でも人気で、中国関係者が競り合い、前年の初競りの最高値である1本1628万円(1キロ当たり7万円)の約2倍の高値となった。板前寿司の経営者は「2500万円までは覚悟していたけれど、こんなに高くなるとは」と語った。

 この日、競りにかけられた国産や輸入の生鮮マグロは前年よりやや少ない538本。午前5時すぎ、市場関係者の手締めが終わると、カラン、カランと鳴る鐘の音を合図に競りが行われた。

 ある市場関係者は「食のグローバル化が高値を呼んだ。日本経済も上向いてくれれば」と話した。