夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

女性の天分・・・柔者は能(よ)く、剛者に勝つ。

2018年03月03日 20時28分17秒 | コラム・人文
お雛さまを見ると心が柔らくなり、

こころ豊かになり、

また穏やかになり、

母の薫りがただよいます。



古くは一月一日(元旦)・一月七日(人日の節句)・二月二日(節分)

三月三日(上巳の節句)・四月四日・五月五日(端午の節句)

六月六日・七月七日(七夕の節句)・八月八日・九月九日(重陽の節句)・十月十日

十一月十一日・十二月十二日等。

古くは十二ヵ月それぞれの月に『祓い日』を定めて、『祓いの行事』が行われていました。

その中の奇数を『陰の日』としてもろもろの『穢れ』を祓ったのです。

日本は割ることも出来ない、分割もできない、合理的でもない、

奇数を神秘な数としてあつかいました。

また一霊『ひと』・二『ふた』(陰陽)・三位『み』と

古神道で鎮魂(心を鎮めること)、身をきよめ、その場所をきよめるはたらきをする

数歌(かぞえうた)にあるように、

『根元の一霊』と『陰陽の二』が結ばれたのを(三位一体)としてあつかいました。

阿弥陀三尊とよばれるように、また天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)

高御産巣日神(たかみむすびのかみ)・神産巣日神(かみむすびのかみ)

この三柱の神を造化三神といい「独神」(ひとりがみ)というのがその例であります。


一月七日(人日の節句)・三月三日(上巳の節句)

五月五日(端午の節句)・七月七日(七夕の節句)・九月九日(重陽の節句)

を五節句(ごせっく)として現在残っています。




流し雛


平安貴族の間に、三月上巳の日、紙や緒で作った人型を流し、

子女のもろもろの穢れ、わざわいをこの人形に負わせて流し送り、

水辺の祓いの行事とする、流し雛の風習がありました。

高松宮殿下のお雛様は昭和五年二月四日

御成婚のお支度としてお持ちになったものです。

徳川家にお興し入れなった實枝子母堂がお持ちになった

親王雛に準じて作るように京都の田中彌兵衛に御注文になりました。




女性の天分

男性に男性の道があり、女性には女性の道がある。

人生は男性と女性とによって成っているから、

女性の天分が発揮せられないとき、不幸となり暗黒となるほかはないのである。

女性の天分は、愛と美とやさしさと、純潔とで、すぐれている。

『女らしい』と云うことはその肉体と云う衣装が示していますように、

肉体の動作も、言葉も、表情も柔く温く潤いがあってゴツゴツしていない

優美な愛情のあふれた感じをもっているべきなのです。