夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

食により心を養うことが出来る。・・・弥生人の食文化こそは、現代の食生活につながっている。  其の③

2018年02月27日 21時23分03秒 | 日本の食文化
食により心を養うことが出来る。


肉食偏重や嗜好料のとりすぎは、

健康によくないばかりか、

性格形成の上にも、

人相の変化の上にも、

人間の心にも好ましくない影響を与える。


弥生食

縄文人の狩猟主体の肉食、木の実等から

コメの主食に、魚、野菜等の副食が加わった『弥生食』へと変遷していく。

縄文人の『料理する場所と食事をする場所』が同一場所である『炉端料理』から、

弥生人のコメの炊飯、野菜を煮炊きする『竈(かまど』)の登場となります。

『竈』の導入により炉の機能の中から、煮炊き用の機能が独立して『台所』の出現となり、

住居のなかで

『竈で煮炊きする場所』と、

『食事をとる場所』がより明確に分離し、

食器も縄文人が使っていた飾り模様がある深鉢等から、

飾り模様が無い『高杯』、『椀』の出現となる。

『一汁三菜』の誕生です。

調理方法も『水』を使った『煮炊き』が基本となる。

貝塚はよく見られますが、

驚くことにフグの調理法も習得していました。

そして弥生人は父子、男女の関係なくお酒が大好きだったのです。



世界の料理方法も

『香辛料を使った西洋料理』、

『油を使った中華料理』、

水に恵まれた風土を生かし、『美味しい水を使った日本料理』等と

それぞれの地域を生かした料理方法が行われています。


日本料理では調理をする時には

『美味しい水』を使うことが最も大切な要因といわれています。

西洋料理は肉食が中心であるが為にどうしても香辛料を使って獣臭さを除去する必要があり、

黄土が多い中国ではどうしても料理に適する水を得ることが困難なこともあり、

温度が高い油を使う調理方法で安全性を確保したのです。



『神いい給いけるは、

みよ、我れ全地の面にある実胤(たね)のなるすべての草蔬(くさ)と、

核(たね)ある木果(このみ)の結(な)る諸(すべ)ての樹とを汝等に与ふ。

これは汝らの糧となるべし』

                                           創世記 第 1―29