夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

『清明心』・・・きよくあかきこころ。『人間は明神(かみ)のタマシイをうけている』

2018年02月06日 22時35分28秒 | 日記・エッセイ
気温が低い日が続き、雪が時折ちらついています。

リハビリに通っている友人宅で『お勤め』をして来ました。

友人は顔色もよく、元気で明るく笑って普段の気持ちが戻っていました。

お話をさせて頂きました。

肉体はいずれ滅び去る運命であり、

来世には持ち来たすことは出来ません。

肉体よりもなおいっそう大切なのが『心の清明』さです。

肉体は永遠のものではありませんが、

心の清明さは来世にも持ち来たすことが出来、

永遠に生きつづけて行きます。



神道に『清明心』を歌った言葉があります。

日本人が古来より大切にしてきた心根です。

神火清明(しんか せいめい)

神水清明(しんすい せいめい)

神風清明(しんぷう せいめい)


この言葉は暗きもの、穢れ等を祓う真言です。

心が清いだけでは足りないのです。

もっと大切な『明き心』が必要なのです。

心の明るさのなかに清きものがあるのです。


心は即ち神明の舎(みあらか)、

形は天地と同根たり

人間は明神(かみ)のタマシイをうけて、

この世に出生したものである。

人間の最も尊いのは自分の魂(こころ)である。

このことを考えると、人間の魂(心)こそは、

神明(かみ)の魂の寄っているところである。

又人間の形にしても、天地の生気を受け、

その元素は天地の元素と同じであることを考えると、

天地と同じ根につながり、天地と同体だといえる。

人間の心も身体も天地と離れて存在し得ない以上、

神も天地も人間も同体だといえる。

                   吉田兼倶(よしだかねとも)・神道大意