夢から慈しみの世界へ

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田植えの神祭り・・・・・自然の摂理を生かした文明

2016年06月19日 16時32分50秒 | 自然の育み・環境
田植えの神祭り

長崎県最大の小野平野で田植えが最盛期を迎えています。
数百年前から干潟の干拓が行なわれ現在に到っています。
有明海で最も古い干拓は推古天皇の頃(五九三~六二九年)から始まったものといわれています。
有明海全体では二六〇㎞2(釧路湿原の約1.5培)を超える面積の干拓が行われています。
有明海流域の河川によって搬出される土砂の堆積と有明海の潮の干満によってひき起こされる
泥土の沈降・堆積(ガタ土)とにより生じる干潟は今も日々成長しています。
干拓は埋め立てと異なり、干潟を堤防などで仕切り、水を排出して新たに農地などに転用することです。
日本の地形は森林に恵まれた山々から豊かな水が河川へ流れ出でてゆるやかに扇状に広がる地形であり、
稲作に恵まれた環境でありました。

それ故に、『豊葦原の瑞穂の国は世々わが子孫(うみのこ)の王たるべき地(くに)なり』と天照大御神がのらせ給いて、
その理念(かみこと)が天下りて瓊瓊杵尊の降臨となり、神武天皇の建国となりました。
今上天皇陛下自らお田植えと稲刈りをなさっておられ、稲作と幡種を皇居で行じておられます。
新嘗祭(にいなめさい)には祖先神である天照大御神・八百万の神々に新穀を捧げられ神と共に召し上がられます。
天皇が即位の礼の後に行なわれる始めての一世一度の新嘗祭(にいなめさい)を大嘗祭(だいじょうさい)といわれています。
三種の神器をうけついだ時が即位されたときであります。
それ故に合議して決める民主義国家のように権力闘争などがなく速やかに即位なされます。
天照大御神より歴代の天皇様の御徳を通して皇位の理念(かみこと)である御光りが厳かに八揚されて即位されましたので、欧米諸国のように民族と民族が相争う権力闘争で血を流すことはあまりありませんでした。
二千六百七十八年間も皇統がひき継がれた所以であります。




自然の摂理を無視した文明は有害である

明らかに、科学には計画性がない。でたらめに発達するものである。その進歩は、天才が生まれたとか、
人間の心がそれに合った形態をしていたとか、好奇心がそちらの方向に向けられていたとかいった、
偶然の要素に頼っている。
全く、人間の状態を改善したいという願望によって動いているのではない。
工業文明を起す原因となった種々の発見は、科学者の気まぐれな直感や、多少ともその経歴の中の偶然な状況から生まれた。
もしガリレオやニュートンが、その知的能力を肉体と意識の研究に向けていたら、
今日われわれの住む世界はきっと違ったものになっていたであろう。
科学者は、どこを目指しているのか知らなかったのだ。
彼らは偶然の機会や、鋭敏な推理や、一種の透視力に導かれた。
彼らに一人一人は、それ自体の法則に従っている、切り離された世界に住んでいる。
時には、他の人が不分明なことが、自分にははっきりと分かることがある。
大体において、種々の発見は、それがどんな重大な結果になるか前もって知らずに行なわれている。
しかし、これらの結果が世界に革命的な変化を起し、今のような文明を創ったのである。

                                    アレキシス・カレル(Alexis・Carrel)ノーベル生理学・医学賞受賞