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目に見えないもの 四回(其の②)・・・隠れた心(潜在意識・集団的無意識・超潜在意識)

2016年01月03日 14時07分46秒 | 健康・病気・精神分析・心理学・先祖供養・霊的実在・心霊の諸相
目に見えないもの 四回(其の②)・・・隠れた心(潜在意識・集団的無意識・超潜在意識)
                              
          『心を直せば病は癒される』



カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)がフロイトの学説を発展させて集団的無意識を創設しました。
潜在意識も層を深めていきますと個人の潜在意識と人類全体に横たわっている各自の潜在意識は別々ではなく共通なものであり、互いに繫がり合って広がっているのです。
これを集合無意識または集団的無意識または宇宙意識とも云われています。
例えば一人の世界平和への祝福の祈りが宇宙を駆けめぐり、人種の壁を乗り越えて各自の潜在意識の奥深くへと広がるのと同じことです。
ユングは、たとえば心理学が処女マリアによるキリスト誕生というモチィーフを扱うとすれば、その場合に問題とされるのは、このような理念が存在している事実だけであって、このような理念が何等かの意味で本当であるのか、
あるいは間違っているのかということではないのです。
この理念も、それが存在している限りにおいては一個の心理的眞実です。
心理的存在は、一個の理念がたった一人の個人の心理のなかに現れているだけといったような場合には、主観的なものです。
しかしかかる理念が『一般的同意』coneensus gentium によって一定数以上の人々の共有になった場合を考えると、
それは客観的なものであると言えます。と云っています。
心理的存在が多数の人々の共有なる事実はその事実が客観的に認められた事になると言っています。このことが集団的無意識、集合無意識、または宇宙意識と云います。




更に層を深めていきますと其処は超潜在意識と云われ神秘的な世界であります。何ものにも捉われないすべての善徳を具えた光明燦然と輝く神、仏の世界であります。

すべてのよき宗教の根本には、神秘的で、すべての善徳を具えた神が集合無意識的に実在するのです。
すべてのよき宗教は本当は『集団的無意識』のように仲良く手を携え、それぞれ与えられた使命を果たすことが出来るのです。

精神分析は今では世界で理解され精神的疾患でもない器質的な疾患も癒されるようになりました。
『善くないことは気がつかない』と捨てることが出来ません。気がついても捨てないと治りません。
あなたの病はこのような心の反映ですと気付かせることが、隠れている錯綜した心(コンプレックス)を理解させことです。
錯綜した心に気がついて、その心を捨て去ったとき病が癒されるのです。


病は気からのところで前述したように、『心を直せば病は癒される』ように精神分析を通して心のコンプレックスを取り除くと長年の器質的な病も癒されます。
『ふと思った善くない想い』などは、潜在意識の中に閉じ込められ自分自身では気がつきません。気がつかないとストレスとなり形をかえて病、禍などを起す原因となります。
自分で作った悪心、罪などを償うために自らの力で病をつくり自分の罪を償うことを『贖罪意識』と云います。
人類にはこのような原罪意識(贖罪意識)が横たわっています。
此のことが世界の平和を妨げている最大の原因です。
この贖罪意識、原罪意識を捨て心の自由、開放の道を歩むのが『人間は素晴らしい神の子である』ことを自覚することなのです。

人間は猿の子孫ではないのです。
またアダムが犯した罪の意識(原罪意識)を持った人間ではないのです。
人間は素晴らしい神の善徳を享けついだ神の子であるのです。


『注』
贖罪意識―・・・他人加わえた物的、心的侵害を償う意識のこと。
原罪意識―・・・アダムが犯した罪により、人間は生まれながら罪の負い目を持つ意識。



1月2日(土)のつぶやき

2016年01月03日 04時34分49秒 | コラム・人文

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