R.Mediterranee Int. の周波数 9575 kHz がかなり シフト しているようです。正確な周波数を計測してみます。といっても、ちゃんとした計測器や SDR は持っていないので、無料の MAC 専用 iSpectrum という ソフト に TCXO 装備の ICOM, IC-R75 の オーディオ を入力して計測します。
高周波 を 低周波 オーディオ 出力で計測できる訳無いじゃん!という意見もありそうですが、まあまあ。
画像の横軸に表示されている 黄色の周波数 は オーディオ 出力の周波数 ( CW ピッチ 周波数 900 Hz ± Δf ) を示しているので、受信周波数ではなく、相対的な搬送波の位置を示しています。そのため受信機の ダイアル を クルクル 回して スペアナ 上で ピッチ 音を 900 Hz の位置に合わせたとき、受信機の周波数の読みが正確な搬送波 ( 周波数 ) となります。
黄色の周波数表示 と実際の搬送波周波数の高低が 左右逆 になり グラフ の左側へいくほど高い周波数 ( 搬送波 ) の表示になります。
今朝の計測で Radio Mediterranee International は 9579.141 kHz で、Africa No.1 の 9580.004 kHz との周波数差 Δf は 863 Hz ( AM Mode へ戻した時の ビート 音の周波数 ) です。
この計測の前に標準電波 ( 10 MHz ) を使って IC-R75 と パソコン の組み合わせの測定誤差が ± 1 Hz 程度であることを確認、そして Africa No.1 の正確な周波数 9580.004 kHz も事前に同様な方法で計測してあります。
この計測方法の細部は ここを クリック にて4年前に記事にしています。
私の持っている受信機の中で CW に ピッチ を乗せることができて、しかも TCXO 付きの安定した受信機は ICOM 製 IC-R75 しかないので正確な周波数を知る時には IC-R75 が大活躍します。
「 SDR 買ったら? 」 という声が聞こえてきそうです。