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自作 Active Magnetic Loop Antenna ; MLA-2 の評価

2011年06月16日 06時08分38秒 | 自作 ML Antenna

まだ評価には早いですが、取り合えず、今造りたての状態を記録します。

前提として、評価対象、基準は ;

303WA-2 ; 地上高 17 m, やねよりたかい開放空間、見晴らし抜群の一等地

自作 MLA-2 / PCL ; 南西向きベランダ、事情により柱の隣 ( 場所的には一番不利か? )

ΔLOOP7 ; MLA-2 と同じ南西向きベランダの真ん中

計測システム ; 目 ( R8B の S メータ )、と 耳 だけ、己を信じて .....

記載順は 303WA-2(青字), MLA-2(緑字), ΔLOOP7(橙字).

 

( LW ) ΔLOOP7 の長波専用 エレメント は未使用

153kHz R.Rossii, S=1/15111, S=2/25332, S=-/-----.

189kHz R.Rossii, S=1/12111, S=3/25442, S=-/-----.

279kHz R.Rossii, S=6/35443, S=8/45444, S=-/-----.

 

( MW ) ΔLOOP7 の中波専用 エレメント は未使用

594kHz NHK1, S=9+30dB/55555, S=9+10dB/55555, S=-/-----.

1422kHz R.Nippon, S=9/55555, S=9+10dB/55555, S=-/-----.

 

( 120 mb )

2310kHz ABC, S=2/25222, S=4/35333, S=5/35333.

2325kHz ABC, S=3/25222, S=5/35443, S=6/35443. 

2485kHz ABC, S=4/25232, S=6/35443, S=6/35443.

 

( 90 mb ) 今回、303WA-2 は周辺雑音に信号をかき消される。

3200kHz TWR Africa, S=6/15111, S=6/35433, S=7/35433.

3230kHz Family Radio, S=5/15111, S=6/35433, S=7/35433.

3255kHz BBC Meyerton, S=6/15111, S=6/34433, S=7/34433.

3320kHz Sonder Grense, S=5/15111, S=6/34433, S=6/34433.

 

( 75 mb )

4319kHz AFN Diego Garcia , 24342, 34443, 34443. ( SSB のため S メータ数値未記載 )

 

( 60 mb )

4765kHz Tajik Radio 1, S=2/25442, S=4/35443, S=6/35443.

4780kHz Djibouti, S=1/25332, S=4/35433, S=5/35433.

5000kHz BPM, S=7/35443, S=8/45444, S=9/45444.

5010kHz Madagasikara, S=1/25242, S=2/35443, S=5/35443.

5020kHz SiBC, S=2/25342, S=4/35343, S=6/35343.

 

( 49 mb )

5765kHz AFN Guam, 35333, 35443, 35343. ( SSB のため S メータ数値未記載 )

6055kHz Rwanda, S=5/34333, S=6/34333, S=8/34333.

6165kHz N'Djamena, S=2/25442, S=3/25342, S=8/35242.

 

( 41 mb )

7200kHz Myanmar, S=5/35443, S=5/35443, S=7/35443.

7450kHz Makedonias, S=6/35443, S=6/35443, S=8/35443.


( 31 mb )

9565kHz Super R.Deus. S=2/25432, S=4/35433, S=7/35433.

9705kHz Ethiopia, S=4/35433, S=4/35433, S=7/35433.

9820kHz R.9 de Julho, S=1/15331, S=3/25332, S=5/25332.

10000kHz WWVH, S=4/25442, S=5/35443, S=8/35443.

 

( 25 mb )

11600kHz V.O.Africa, S=4/35443, S=6/35443, S=9/45444.

11730kHz Vatican via Tashkent, S=3/25222, S=3/35333, S=7/45433.

11735kHz Transmundial, S=1/25442, S=2/25442, S=6/35443.

11780kHz RN da Amazonia, S=4/35333, S=6/35433, S=9/45333.

11945kHz Hamada, S=2/25442, S=2/25442, S=6/35443.

12015kHz Deewa Radio, S=5/35443, S=5/35443, S=9/45444.

 

( 19 mb )

15000kHz BPM, S=5/35333, S=4/35333, S=8/45444.

15275kHz Thailand, S=8/35433, S=9/45544, S=9+20dB/55544.

15310kHz BBC, S=2/25332, S=3/35433, S=8/45433.

15335kHz BBC, S=4/25332, S=6/35433, S=9/45433.

 

( 16 mb ) 303WA-2 のメーターの触れは渋いが RPA-1 を ON にすると音が浮いてくる。

17560kHz Habana Cuba, S=1/25232, S=6/35433, S=7/35333.

17750kHz Australia, S=1/25242, S=6/35443, S=9/45343.

17680kHz CVC Santiago, S=2/25342, S=5/35343, S=8/35343.

 

( FM )

MLA-2 のみで受信可能


( VHF )

MLA-2 のみで受信可能


ここまでの結論 ;

1 MLA-2 は低増幅率の恩恵で、相互変調積は現在まで未経験、長波、中波も安心して聴ける。

2 MLA-2  120 mb ~ 25 mb ( 2300kHz - 12100kHz ) 帯は ΔLOOP7 と聴感上 S/N 比がほとんど同じ。

3 MLA-2 は ΔLOOP7 と比較して、25 mb より高い周波数は、S/N 比が少し劣る。

 

今回製作した MLA-2 / PCL は低増幅率、非同調にも関わらず 25mb より低い周波数は S/N 比 は満足できます ... この程度で満足してはいけないのですが。

課題は 25 mb ~ 16 mb までの増幅率を更にフラットに持っていければ理想ですが WSM PCL 同様、難しい課題です。

改善方法として、エレメントの変更、トランスのインダクタンス変更かな?

それくらいしか思いつきません。

 

P.S.

シエスタ氏設計の CMC や、Galvanic Isolator, 

それと 303WA-2 に RPA-1 プリアンプ  を使うと、

3種の アンテナ の評価がかなり近づいてきました。

コメント (14)
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自作 ループ・アンテナ 始動、その 3

2011年06月11日 03時20分06秒 | 自作 ML Antenna

 ← ヒート・シンク を外したところ。

今回の ベタ・アース 基盤は、今までの中では一番出来が良いと思います。

性能ではなく、工作の話です。

完全自作の非同調 MLA も早 2 作目となりました。

20 個の トランジスタ の中から hFE の揃ったペアで組みました。

↓ 雑な工作ですが トランジスタ の ヒート・シンク を自作 !

本当は TO-39 規格の Heatsink が欲しいところです。

今回も配線は電源を除いてアースから浮かしています。

効果 ( または悪影響 ) のほどはよく解りません。

聴いてみた所、

LW ~ MW 付近の ゲイン は WSML よりも低め、相互変調の影響も感じることなく、とても快適!

短波帯は確認中!

FM まで ゲイン がありますが、こちらも WSML よりゲインは低めです。

一応 VHF も聴けますが、VHF 帯のゲインはなく、ただ聴けるというだけです。

 

※ アンテナ の近傍で UHF 帯より低い周波数を バンド・スコープ で確認しましたが、発振は確認できませんでした。

 

後に残された検討案、

1 エレメント の更なる工夫、

2 設置場所の検討 ... といっても同じ ベランダ の中で平行移動するだけ、

トランス の インダクタンス 再検討、

4 使わなくなった ALA1530S+ の Interface Unit を使って Gain を上げる、

  ( 蛇足、邪道・外道か? )

5 CMC の追加 ( 予算が無く実現は厳しい状況 )

があります。

半日ほど聴いてみましたが S/N 比はとても良いようです。

... ちと褒め過ぎか ... 問題点、欠点を探さねば。

 

名前は何にしようか?

「 磁界輪弐号 」

" Vic's Loop-2 "

" MLA-2 " ...  

" MLA-2 " で決まりかな。

コメント (6)
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自作ループ・アンテナ始動、その 2

2011年06月08日 05時00分00秒 | 自作 ML Antenna

真空管の ヘッドホン・アンプ ばかりに時間を取られて、ループ・アンテナ 製作が遅れていました。

 

↓ 一号機が完成しました。夕方に PCL の エレメント に付けてみました。

( 中身は、結果が出るまで ブラック・ボックス にします。汗 ... )

設置してすぐに Brasil からの放送 5990kHz Radio Senado  を聴きましたが ΔLOOP7 と瞬時に切り替えても、違いが解らないくらいの性能です。

ゲイン は ΔLOOP7 より小さいですが S/N 比は ΔLOOP7 と同じような感じです。

中波は WSML より ゲイン は落ちますがちゃんと聴けます。

更に長波は 153kHz, 189kHz, 279kHz で Radio Rossii が良好に聴けます。

他、長波の周波数を サーチ しても日本の中波局は混じらないので、相互変調積も抑えているようです。

High Band は WSM PCL 同様、ゲイン は落ちるようです。

WSML PCL と同じ エレメント を使っていることの理由の一つでしょう。

アンプ のせいではなく、やはり エレメント に更なる工夫が必要ということか。

 

う~ん、ど素人が最初から上手くいくはずがないので、いっぱい落とし穴があるのでは?と探しています。

 

実は ↑ これは試作品の1号機で、本命は2号機です。

2号機では、今回 ( 1作目 ) の基盤は止めて、好みの全面 ベタ・アース 基盤へ変えます。

↓ すでに ケース の加工も終わっています。

今回、回路による トランジスタ の発熱量は大きいので、ヒート・シンク TO-39 を探していました。

合う ヒート・シンク が見つからないので、諦めて自作することにしました。

トランジスタ は見ての通り、かなり古い タイプ でとっくの昔に製造中止の石です。

この石は米国製の理由もありますが、国内では探せなくて海外から 20 個ほどを輸入して  hFE の ペア を組みました。

fT は 1,200MHz です。といっても短波帯域では、さほど関係ないかも知れません。

※ トランジスタ 2個の右隣にある小さな部品は半固定抵抗です。

  これは オーディオ 用でしょうか?、瀬田無線さんに置いてありました。

  超小型、でもしっかりした金属 ケース 製です。

後書き;この半固定抵抗は 「 抵抗体が サーメット 」 で密閉構造の シール 型ということです。

サーメット 材の事はよく判りませんが、密閉構造なので屋外に置く アンプ には相応しいでしょう。

 

今回は トランス として メガネ・タイプ の コア を探していましたが見つけられないので、これも諦めて普通の トロイダル・コア にします。

 

回路の差動 アンプ 部分は石が違うだけで WSML の後段増幅部とほぼ同じです。

入力、出力ともに トランス 結合、この回路は RPA-1 を パクッ ています。( 大汗 ... )

ただ RPA-1 には特殊な部品があるので完全 コピー はできません。

トランス の インダクタンス は WSML を真似て 16 μH ~ 34 μH くらいで調整してみます。( かなり適当 )

今の予定では、入力段の トランス は小さい インダクタンス、出力側の トランス は大きい値にします。

これも RPA-1 から ヒント をもらいました。

ヒント はもらったけど、パク れない難しさ。

 

また差動回路の バイアス は半固定抵抗で ヌル 調整できるようにします。( ΔLOOP7 風 )

 

電源は重畳しないで、ベランダ まで電源専用線があるので、DC 15V を別送します。

 

↓ 左が一号機、右が二号機です。

右の2号機は少しだけ小さい ダイキャスト・ケース です。

 

プロ の専門家が非同調 MLA 作っても、かなり難度が高いのに .....

でも 「 成功 」 よりも、自分なりに考えることが大事だと思います。

 

※ 一番怖いのは発振、バンド・スコープ で見て、発振兆候があれば中断します。( 大汗 ... )

コメント (2)
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自作ループ・アンテナ始動、その 1

2011年05月28日 06時51分01秒 | 自作 ML Antenna

巧くいくかな?

超高性能・広帯域増幅器

今流行の低利得 タイプ

 

恥ずかしいので成功するまで アンプ の詳細は聞かないでくださいませ。



入力は、いきなり トロイダル・コア の トランス です。

出口も トロイダル・コア の トランス です。


WSM PCL の アンプ 部分だけを入れ替えてみる予定です。

机の中の材料だけで作る予定だったけど、やはり不足の部品があります。
完成までには来週までかかりそうです。

 

「 なんちゃって ループ 」 になりそうな予感!

 

※ 真空管式 アンプ では知らない人はいない 「 佐久間駿 」 氏がいらっしゃいます。

彼の設計製作される アンプ は カップリング・コンデンサー を使わず、

接続は全て高額な TAMURA 製の特注?トランス です。

ふと回路の共通点を思い出しました。

↓ 佐久間駿氏設計の真空管 アンプ の回路図の例 ↓

http://www10.big.or.jp/~dh/work/87082.html

ここまで贅肉を落としたシンプルな回路は凄い!と思います。

コメント (4)
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