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自作ループ・アンテナ始動、その 2

2011年06月08日 05時00分00秒 | 自作 ML Antenna

真空管の ヘッドホン・アンプ ばかりに時間を取られて、ループ・アンテナ 製作が遅れていました。

 

↓ 一号機が完成しました。夕方に PCL の エレメント に付けてみました。

( 中身は、結果が出るまで ブラック・ボックス にします。汗 ... )

設置してすぐに Brasil からの放送 5990kHz Radio Senado  を聴きましたが ΔLOOP7 と瞬時に切り替えても、違いが解らないくらいの性能です。

ゲイン は ΔLOOP7 より小さいですが S/N 比は ΔLOOP7 と同じような感じです。

中波は WSML より ゲイン は落ちますがちゃんと聴けます。

更に長波は 153kHz, 189kHz, 279kHz で Radio Rossii が良好に聴けます。

他、長波の周波数を サーチ しても日本の中波局は混じらないので、相互変調積も抑えているようです。

High Band は WSM PCL 同様、ゲイン は落ちるようです。

WSML PCL と同じ エレメント を使っていることの理由の一つでしょう。

アンプ のせいではなく、やはり エレメント に更なる工夫が必要ということか。

 

う~ん、ど素人が最初から上手くいくはずがないので、いっぱい落とし穴があるのでは?と探しています。

 

実は ↑ これは試作品の1号機で、本命は2号機です。

2号機では、今回 ( 1作目 ) の基盤は止めて、好みの全面 ベタ・アース 基盤へ変えます。

↓ すでに ケース の加工も終わっています。

今回、回路による トランジスタ の発熱量は大きいので、ヒート・シンク TO-39 を探していました。

合う ヒート・シンク が見つからないので、諦めて自作することにしました。

トランジスタ は見ての通り、かなり古い タイプ でとっくの昔に製造中止の石です。

この石は米国製の理由もありますが、国内では探せなくて海外から 20 個ほどを輸入して  hFE の ペア を組みました。

fT は 1,200MHz です。といっても短波帯域では、さほど関係ないかも知れません。

※ トランジスタ 2個の右隣にある小さな部品は半固定抵抗です。

  これは オーディオ 用でしょうか?、瀬田無線さんに置いてありました。

  超小型、でもしっかりした金属 ケース 製です。

後書き;この半固定抵抗は 「 抵抗体が サーメット 」 で密閉構造の シール 型ということです。

サーメット 材の事はよく判りませんが、密閉構造なので屋外に置く アンプ には相応しいでしょう。

 

今回は トランス として メガネ・タイプ の コア を探していましたが見つけられないので、これも諦めて普通の トロイダル・コア にします。

 

回路の差動 アンプ 部分は石が違うだけで WSML の後段増幅部とほぼ同じです。

入力、出力ともに トランス 結合、この回路は RPA-1 を パクッ ています。( 大汗 ... )

ただ RPA-1 には特殊な部品があるので完全 コピー はできません。

トランス の インダクタンス は WSML を真似て 16 μH ~ 34 μH くらいで調整してみます。( かなり適当 )

今の予定では、入力段の トランス は小さい インダクタンス、出力側の トランス は大きい値にします。

これも RPA-1 から ヒント をもらいました。

ヒント はもらったけど、パク れない難しさ。

 

また差動回路の バイアス は半固定抵抗で ヌル 調整できるようにします。( ΔLOOP7 風 )

 

電源は重畳しないで、ベランダ まで電源専用線があるので、DC 15V を別送します。

 

↓ 左が一号機、右が二号機です。

右の2号機は少しだけ小さい ダイキャスト・ケース です。

 

プロ の専門家が非同調 MLA 作っても、かなり難度が高いのに .....

でも 「 成功 」 よりも、自分なりに考えることが大事だと思います。

 

※ 一番怖いのは発振、バンド・スコープ で見て、発振兆候があれば中断します。( 大汗 ... )


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (化石)
2011-06-08 06:32:55
Vicさん
発振には十分ご注意ください。
何年か前、ALA1530の初期不良と思われる事故で地元の消防波ドンピシャに妨害波が出て総通の電測車まで出るという騒ぎが有りました。
発振した波はどういったルートで輻射されるか分からなくて以前TVブースターの発振で10数km離れた鉄道無線に妨害波が入った事例も有ります。
高性能の石を使えば使うほど危険性は高まります。
最近はCATV用のV/U用の石をヘッドアンプに使われる方も見受けられますがうまく取り扱わないと怖いです。
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Re : 化石さんへ (Vic)
2011-06-08 08:56:27
化石さん、おはようございます。

ご忠告、十分に気をつけます。
まさか!ということに備えなければいけませんね。

ありがとうございます。
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