晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

かって支持した政党の選挙惨敗を祝うという不幸から、一日も早く立ち直る為に、英雄が待望されている。

2011-04-24 23:55:04 | 政治と社会
<祝>菅直人政権の惨敗!


2009年8月30日の高揚感も、今は昔。

戦後史を塗り替え、利権優先の官僚政治からの脱却と、国民生活の犠牲の上に成り立たせた、大企業優先の政治からの脱却を、勝ち取った。

筈だった。

『真夏の夜の夢』


勘違いしていた「政権交代」が、いよいよ終わりに向かう時が来た。
菅直人一味追放へと、心は騒ぐ。


それに向かって、我が心根は一点の曇りも無し。


    
    パリ大聖堂『ノートル・ダム』「北の翼廊のバラ窓」(13世紀初)


平和は天上の世界に有る。
天上の世界は、光に満ち満ちた世界。

心清らかなれば、その身は光に包まれ、総ての雑念は消え去り、魂は浄化する。


そして、そう有る為に、望むるは『英雄』の登場。


かって、フランスは二人の英雄を、世に送り出した。

二人とも、フランスをヨーロッパの頂点に押し上げた。


そのうちの一人は、頂点に留まり続け、最後まで平和に幸せに、君臨し続けた。
4歳半で即位し、77歳半まで、およそ73年という人類史上最長の在位となった。

その間、フランスは、全欧の支配階級に「豪華」の感覚を変え、「宮廷」の在り方を変え、「文化」のお手本となった。
全欧の君主達に、フランスへの憧れを植え付けた。


もう一人は、頂点に立った事が、直後の転落のきっかけとなってしまった。
全欧に「ナショナリスム」を生み出し、全欧の君主達に恨まれた。
37歳にして即位し、在位わずか10年。

しかし、転落した方が全国民に愛され、フランスの栄光の立役者として、愛され続けている。



    
    ミニャール作『ルイ14世』


    
    ジャック・ルイ・ダヴィッド作『ナポレオン1世』


さあ、我らが祖国を立て直す『英雄』は、登場するのか?

登場するとすれば。
どちらのタイプの英雄が出て来るか。。。


17世紀後半に、フランスは文化と国力が頂点に達した。
18世紀には、頂点に達した国力と文化は、爛熟期へと向かった。


    
    『ヴェルサイユ宮』王の大居殿の『豊穣の間』の天井は、
     フランスが<物心共に>豊かである事を、表している。


どん底まで落ち込んだ、祖国ニッポンは、これ以上落ちる所は無い。
唯一の「障害物」を排除すれば、後は、再上昇するのみ。


さあ、何かが始まるか。

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7 コメント

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Unknown (おのま@カナダ)
2011-04-25 12:18:31
どん底まで落ち込んだ、祖国ニッポンは、これ以上落ちる所は無い。
唯一の「障害物」を排除すれば、後は、再上昇するのみ。



パリさんは落菅敵・・楽観的ですね

否菅敵・・悲観的な小生は

どん底はこれからだ、菅を取り除いても官という真の障害物を取り除かないあいだは落ちるだけだと思います

フクシマ原発の主犯は東電ではなく通産省~経産省だと思います

日本全体を癌痔がらめにしている官僚システムに官僚たちもどうしていいか分らないのではないでしょうか

日本手遅れかも・・・
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Unknown (kappa)
2011-04-25 12:29:43
とりあえずは目出度いけれども・・・

さてね・・・再編に組する野党たちも含めて・・・相変わらず「小沢憎し」ですよ。ハァ・・・。
下手すると、仙石の好きなようにやられる可能性もあり。だってアメリカさんが小沢嫌うでしょう?マスコミのボケナスどもは、国難にあってもまだ同じ論調です。
そりゃ、腹の底から腐った連中、毒饅頭が効いてますしね、さっさと菅は見限ったけれども、だからといって小沢の正論が通じるような賢い連中ではないのですね。

あの馬鹿はこれっぽっちも辞める気はないようですね。
ホンに馬鹿につける薬はない。
これ、マスコミと官僚たちにも同じことが言えるようです。

困ったもんです。
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ウイーン会議 (K.T.)
2011-04-25 22:23:36
英雄が権力を掌握する前に、会議が踊ってしまった日本ですね。
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おのま@カナダ様。 (時々パリ)
2011-04-26 04:48:51
コメントありがとう御座いました!
「楽観的」でないと、生きていてつまらない、と言うのが私の哲学なのです^^
>唯一の「障害物」を排除すれば、後は、再上昇するのみ。
そんなタン運な事では無い事は、二百も承知で、デモそう書かないと文章になりません。
「手遅れ」とは思いたくないです。。。
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kappa様。 (時々パリ)
2011-04-26 04:52:27
コメントありがとう御座いました。
>再編に組する野党たちも含めて・・・相変わらず「小沢憎し」ですよハァ・・・。
未だに7割の日本人がそうですね。
与野党両陣営含めて。
馬鹿は死ななきゃ直らない。。。
死んで花実が咲くものか。
だったら、生きているうちに、目ん玉カッポジって、物事よく見やがれ、って感じです。
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K.T.様。 (時々パリ)
2011-04-26 04:54:36
コメントありがとう御座いました。
何しろ政府だけで、数えきれない程「会議」やってるらしいですから。
赤坂の料亭は閑古鳥らしいですけどね(^^)
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小泉内閣「失われた十年」菅内閣「失われた千年?」 (通りがけ)
2011-04-26 10:54:43
「菅降ろしなど民主主義政治ではない。衆愚政治の政局そのもの。」

菅首相はもともと一衆議院議員であり今でも一衆議院議員にすぎない。

日本国憲法では、衆議院議員は誰でも国会で行われる首相指名選挙に立候補できる資格がある。国会議員は現に首相に就任している議員が首相にふさわしくないと思えばいつでも国会(衆議院)へ内閣不信任決議をするよう動議ができるのである。
自分のほうが現内閣よりもっとましな政治ができると自負する衆議院議員は、内閣不信任決議動議を行い解散総選挙を戦った後か内閣総辞職後直ちに首相指名選挙を国会に要求し立候補すればよい。ほんの1~2時間でできることだ。国家の非常事態である現在、新首相選出のたったこれだけの手間に、何日も時日を浪費することが許されないのは自明の理である。(解散総選挙を選ぶ首相がいれば判断力低下した精神障害有病者の疑いで強制検査入院が必要となるので自動的に内閣総辞職となる)

そんな簡単なことがわからぬ愚かな臆病者卑怯者の国会議員が、全員そろってくだらぬ政局ごっこに興じて衆愚政治という腐臭きわまりなき人災の害を国中へ垂れ流して貴重な時間を無駄にしているのが現在の日本国破廉恥国会である。衆愚国会の鈍重さは東電保安院菅内閣が起こしたメルトダウンと同じく国民にとって最大の「人災」である。

目を国会ではなく国土へ転ずれば一目瞭然。

国の本当の主権者である被災者国民が日々塗炭の苦しみの中で傷つき弱って命を失っていっているというのに。

辺野古高江で防衛局の強制執行暴力で住民や海に生きる人びとが日々傷つけられているというのに。

新燃岳の噴火で周辺住民国民が人力で制御できない巨大な力の天災被害に遭って日々苦しんでいるというのに。
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