どう考えても、合点が行かない。
菅直人が馬○なのは、仕方が無い。
仙谷由人が馬○なのも、仕方が無い。
恐らく彼等とて、善意に考えてみれば、「祖国を滅ぼす為に」政治家になろうと思った訳では有るまい。
菅直人の様に、名誉欲に凝り固まり、『総理大臣になる事』が人生に於ける至高の目的で有ったとしても、僥倖に恵まれて「総理になれてしまった」暁に、祖国の国民に、子々孫々に渡って負の遺産を残そうと思っていた訳では有るまい。
そう信じたい。
仙谷にしても、そうに違いない。
少なくとも、本物の悪魔でない限りは。
精一杯「善意に解釈してやれれば」彼等なりに精一杯「立派な事をやっている」つもりなのに違いない。
では、一体全体「何故」ここまでアホな事しかやらなくなってしまったのか。
勿論、各自の才能が「その地位の求める」レベルに無い、と言う事は、この際語らない事にする。
才能の事にしてしまえば、可哀想であろう。
しかも、今日までに、一体「総理の重責」に見合う才能に恵まれた『総理大臣』がいたのか、という側面もある。
戦前戦後を通じて、恐らく「どの総理大臣も」多かれ少なかれ、菅直人や仙谷由人と、大なり小なり似た様な物であったに違いないでは無いか。
「昔は良かった」とは、到底考えられない。
では、一体何故「ここまでムチャクチャ」になってしまうのか。
何が<無茶苦茶>であるか?
『日本と言う国を、日本人自身の祖国として、中期的未来に至るまで、平和で物心ともに恵まれた生活が遅れる国にする事』
その、政治家の目指す目標を、完全に見失ってしまった。
完全に。
生まれながらに、同じ様な社会の庇護が与えられる国家。
生まれながらに、権利と義務とが公平にまもられる国家。
生まれながらに、人権を犯される事の無い国家。
生まれながらに、教育を受けられ、安定した収入が確保出来て、家庭を築き、精神的に満たされた人生を歩める環境を、保証する国家。
世界に向かって、日本人として誇りを持って祖国を語れる国家。
平等に法が適用され、平等に法が施行される国家。
以上の如き国家を目指して、国を運営し、日本と言う<祖国>を、国民が誇れる国にして、維持して行く事が、政治家の役割であろう。
ただ、千年も前の時代であればともかく、地球上に70億になんなんとする数の人間をかかえて、170に及ぶ国家に分割された環境において、1億2千万人以上もの国民をまとめあげて、理想的な国家を維持運営して行く事は、いかに優れた人材が居た所で、「個人の資質」に頼っていては、不可能である。
そこで、『組織』としての国家を動かす、運営機関が必要となる訳だ。
それが、官僚組織である。
多岐にわたるフィールドに於いて、お互いに齟齬をきたす事無く、スムーズに国家と言う組織を運営して行く『機関』として、効率よく編成された官僚組織と、優秀な人材としての官僚とが、不可欠である。
さあ、それが問題だったのだ。
『官僚』とは、「実務家」である筈だ。
『主権在民』をうたっている限り、「国民全体」が国の主であるはずだ。
その「主たる国民」が、『選挙』という手段を使って選んだ「国民の代表」が、国を動かすべく「政治を行う」訳であります。
『代議制』の『間接民主主義』で有りますね。
国民から付託された「実効権力」をふるって、代議員である「政治家」が国家を運営する為の「法」を定める。
その「法に従って」直接の実務を担当するのが、官僚である。
これをもって、『政治主導』と言う。
と言う、「理論をふまえて」考えてみると。
ソコソコ平凡な才能しか無い政治家達が、選挙で選ばれる。
とてもではないが、その程度の政治家達で、粗相無く国家運営が出来るか、と言うと甚だしく心もとない訳だ。
従って、しっかりした官僚組織と、実務に長けた有能な官僚達の存在に、成否は掛かって来る。
ご存知の通り、「高級官僚」は学歴の点では「エリート」と呼ばれる層に属する。
さすれば、「政治家が主導し、官僚が実務をこなす」という建前は有るにせよ、その現実は「官僚が差配し、政治家が形式承認する」形に陥ってしまう。
それが、明治維新以来の、我らが祖国「ニッポン」の在り方であった。
今更、ここで私がくどくど言わなくとも、周知の事実であります。
野党時代に散々「増税を非難し」て、「国民不在の政策を糾弾して」来た、菅直人や仙谷由人、その他、岡田克也以下、現民主党政府の構成員の日々の言動を見るにつけ、与党になってからの変化には、驚きを通り越して、呆れ返るまでに変節してしまっている。
野党時代に、菅直人が『TPP』などと言う「面妖な」制度に向かって邁進する様な事は、あり得ただろうか。
そう考えると、日々の「官僚達の」直接間接の影響力が、いかに効果的に政治家を籠絡してしまえる程、力があるのか、と言う事に今更ながらに驚かざるを得ない。
あくまで菅直人が「生まれながらの大悪人」では無かった、と言う前提にたっての話になるが。
戦後の65年亘る『自民党(+公明党)政治』という、政官一体の支配体制が、これまでの日本と言う形を造り上げ、その陰にあまたの「搾取」や「利権」の構造が造り出されて来ているか、と言う事実が、1年半前の政権交代を機に、かなり知られて来た。
その、錆び付いた、腐敗したシステムを「変換する」事を提案して、政権交代が為された。
しかし、いかに錆び付いていたにせよ、旧来の在り方を180度転換しようとすれば、どれほどの反動が及ぶのか、実は正確には誰も理解していなかった。
日本は、財政赤字が1000兆円になんなんとしている。
と、財務省は喧伝している。
その為には、「増税は避けられない」と、声高にふれ回って来た。
その陰で、実際の実務の遂行には全く必要のない、中間搾取と天下りの為の組織としての『特殊法人』や、関連組織を林立させて来た訳である。
その存在に依る搾取と、官僚の老後を豊かに満たす為の資金が、一体予算の全体額のどれほどになるのか。
しかも、それら『特殊法人』を長らえて行く為に、「内部留保」されている<隠れ資産>は、一節に依ると700兆円に及ぶとか。
子々孫々に至たるまで、「官僚の劣れる日は来ない」様に造り上げてある訳だ。
昨今の、日本の政界の現実に嘆き厭きれる前に、このシステムを変えない事には、物事は何も変わらないのですね。
しかし、敵もさるもの。
絶対に「既得権」は手放さない。
無い事無い事ささやき続けて、総理以下、各閣僚達を洗脳してしまう。
元々大した「才能」も無く「政治哲学」も無い政治家等は、官僚に取って「洗脳する」事等赤児の手をひねるより優しい事に違いない。
結果として、マニフェストは存在しないものと同じ。
消費税は増税する事が日本のため。
TPPに参加する事こそが、日本の生き残る道。
アメリカ国債を、言いつけ通りに購入し続ける事。
日本の余剰資産を、自由にアメリカに提供出来る様、郵政その他の金融政策を行う事。
アメリカの期限を損なわない事こそが、日本の生き延びる道。
日米軍事同盟としての『安保』あっての、日本。
日本に米軍基地は無くてはならないもの。
アメリカの、その時々の世界侵略政策に合わせて、基地は潤滑に運営出来るべく、アメリカの意向のままに設置すべき物。
その為の予算は、総て日本が生き延びる為の必要経費。
安保を維持し、基地を維持するためなら、日本国民はあらゆる犠牲に耐えなければならない事。
このような発想に、洗脳されてしまう訳だ。
その結果の、民主党の党内分裂も、国民の批判も、総ては雑音にしか聞こえない。
そんな思考回路に、いとも簡単に造り替えられてしまった、菅直人政権の官僚達。
自分の党が破綻に瀕していようと、気がつきもしない事と相成ってしまった。
▶<予算関連法案>再可決は絶望的 解任採決15人欠席、民主執行部想定外(毎日見出し)
>11年度予算案の衆院予算委可決に先立って28日夜、野党提出の中井委員長解任決議案が採決された。会派離脱を宣言した16人からただ一人、出席し、反対した川口浩衆院議員は記者団に予算案の賛否は明言しなかったが、今後も離脱表明グループと行動を共にするかとの質問には「もちろんだ」と強調した。
>解任決議案採決への欠席は執行部にはまったくの不意打ちだった。安住淳国対委員長は採決後に慌てて欠席者を確認。小沢元代表も欠席した。党幹部は「処分対象だが、小沢さんも欠席したのでどうしていいかわからない」と語った。別の党幹部は「事情を聴くが、処分できないかもしれない」とうろたえた。
【毎日新聞/3月1日(火)8時57分配信】
この15名の勇気有る行動には、大いなる賛意を送りたい。
しかし、このような「政権与党としての態を成さない」与党等、憲政史上あり得なかった。
断末魔の民主党である。
菅直人は、恐らく今でも「自分は立派に日本の為に政治を行っている」と、思い込んでいるに違いない。
本人の資質の事は別にしても、其処まで完璧に「政治を動かせる」官僚達の存在は、世界に他に類を見ない物である。
そう信じる。
国の為に才能を費やすのでは無く。
自己の栄達と、自己の属する組織としての官庁との為に、あらゆる人知を尽くす。
ほぼ全員の「高級官僚」達は、アメリカに留学する。
そこで、大いなる「人的ネットワーク」を造り上げる。
言い換えると、アメリカの支配下に組み込まれてしまう。
あとは、戦後営々と続けられて来た「やり方で」やっていれば、身分は安泰、経済的には多いに潤う。
『お国の為に働く?』
「そんな青い事言ってて何になる」
「我々が日本を動かして居るのだ」
「従って、先ず我々の存在基盤を不動の物にする」
「省益が守られれば、自分達の未来も守られる」
「自分達の未来に心配が無くなれば、全力で日本の為に仕事ができると言う物だよ」
「自分達のやっている事が、日本の為になるのだ、国民は黙って従っていれば良いだけ」
「庶民の事など、本音で言えばどうでも良い事、そんなくだらない事にかまけていないで、アメリカの描く世界戦力の一端を担う様な、大きな仕事をしなければならない」
かくして、国民の知らない所で、税金は食いつぶされ、国の運命が決定され、その為に庶民の生活は困難に直面する。
しかし「庶民は逆らわない」もの。
精々「働いて税金納めれば」よい。
かくして、自民党政治が、日本を『制度疲労』に導き、国全体を錆び付かせた。
その錆を落とす筈で成し遂げられた「政権交代」は、見事にひっくり返され、現在の民主党の向かおうとしている方向は、『自民党時代』より更に<自民党的>に成り果ててしまった。
恐るべき『霞ヶ関』である。
21世紀も十分の一が過ぎたこの時代にあって、我が祖国は、未だに「自主独立」の外交路線も持てず、「国民が生み出した成果」を「国民自体が享受出来ない」社会に捨て置かれたまま、それを改革する機会すら、潰されようとしている。
恐るべき霞ヶ関。
このような『国内国家』を存続させてはならない。
そして、そのような「霞ヶ関官僚支配体制」を、打破する可能性を示したのが、誰有ろう『小沢一郎』であったのだ。
結果は、これまた周知の事実。
あらゆる官僚組織を総動員しての、徹底的「小沢殺処分」へと怒濤の如き大攻撃であった。
小沢氏を孤立化する為の、「民主党への支持低下策」は、全省庁の官僚達の巧みな操作で、ほぼ完成した。
小沢氏本人に対しては、「最強兵器」である<検察司法一体>となっての、冤罪大作戦。
いみじくもNHKが、<かって日本を「戦争」へと導いた社会構造上のマスコミの役割>なる特番を流したが、正に未だに同じ事の繰り返し。
NHKを筆頭に、全マスコミ一丸となってのネガティヴ・キャンペーン一色に塗りつぶされた日本社会は、7割以上の国民が洗脳されてしまった。
客観的に見ると、小沢氏ははなはだ不利な、政治家生命のぎりぎりの所で、踏みとどまっている状況である。
この期に及んで、未だ「潰されていない」ところが、小沢氏の小沢たる所以であろう。
洗脳を免れている開明国民は、彼を支え続け、彼を復権させ、彼に働く機会を与えなければならない。
我々自身の社会もさる事ながら、孫子の代に残す日本社会の事を考えると、ここで負ける訳にはいかない。
混沌とした無秩序の如き政権の中に於いて、一部「光明」が見え始めて来た今、明日を期待して頑張ろう。
川内さん。
森さん。
松木さん。
そして、全員を列挙出来ないので、その同列に並ぶ議員各位。
一新会の議員各位。
北辰会の議員各位。
「民主党・無所属の会」から離会を打ち出した、渡辺さんと参院15人の各位。
<国内国家>霞ヶ関官僚組織を、変えなければならない。
その為には、「菅直人政権」を、打倒しなければなりません。
常識で考えれば、総理の座に居る事すらおかしい様な状況に陥って、未だに「任期を全うする」などと叫んでいる『菅直人首相』を、倒さなければなりません。
皆さんに、期待して居ります。
菅直人が馬○なのは、仕方が無い。
仙谷由人が馬○なのも、仕方が無い。
恐らく彼等とて、善意に考えてみれば、「祖国を滅ぼす為に」政治家になろうと思った訳では有るまい。
菅直人の様に、名誉欲に凝り固まり、『総理大臣になる事』が人生に於ける至高の目的で有ったとしても、僥倖に恵まれて「総理になれてしまった」暁に、祖国の国民に、子々孫々に渡って負の遺産を残そうと思っていた訳では有るまい。
そう信じたい。
仙谷にしても、そうに違いない。
少なくとも、本物の悪魔でない限りは。
精一杯「善意に解釈してやれれば」彼等なりに精一杯「立派な事をやっている」つもりなのに違いない。
では、一体全体「何故」ここまでアホな事しかやらなくなってしまったのか。
勿論、各自の才能が「その地位の求める」レベルに無い、と言う事は、この際語らない事にする。
才能の事にしてしまえば、可哀想であろう。
しかも、今日までに、一体「総理の重責」に見合う才能に恵まれた『総理大臣』がいたのか、という側面もある。
戦前戦後を通じて、恐らく「どの総理大臣も」多かれ少なかれ、菅直人や仙谷由人と、大なり小なり似た様な物であったに違いないでは無いか。
「昔は良かった」とは、到底考えられない。
では、一体何故「ここまでムチャクチャ」になってしまうのか。
何が<無茶苦茶>であるか?
『日本と言う国を、日本人自身の祖国として、中期的未来に至るまで、平和で物心ともに恵まれた生活が遅れる国にする事』
その、政治家の目指す目標を、完全に見失ってしまった。
完全に。
生まれながらに、同じ様な社会の庇護が与えられる国家。
生まれながらに、権利と義務とが公平にまもられる国家。
生まれながらに、人権を犯される事の無い国家。
生まれながらに、教育を受けられ、安定した収入が確保出来て、家庭を築き、精神的に満たされた人生を歩める環境を、保証する国家。
世界に向かって、日本人として誇りを持って祖国を語れる国家。
平等に法が適用され、平等に法が施行される国家。
以上の如き国家を目指して、国を運営し、日本と言う<祖国>を、国民が誇れる国にして、維持して行く事が、政治家の役割であろう。
ただ、千年も前の時代であればともかく、地球上に70億になんなんとする数の人間をかかえて、170に及ぶ国家に分割された環境において、1億2千万人以上もの国民をまとめあげて、理想的な国家を維持運営して行く事は、いかに優れた人材が居た所で、「個人の資質」に頼っていては、不可能である。
そこで、『組織』としての国家を動かす、運営機関が必要となる訳だ。
それが、官僚組織である。
多岐にわたるフィールドに於いて、お互いに齟齬をきたす事無く、スムーズに国家と言う組織を運営して行く『機関』として、効率よく編成された官僚組織と、優秀な人材としての官僚とが、不可欠である。
さあ、それが問題だったのだ。
『官僚』とは、「実務家」である筈だ。
『主権在民』をうたっている限り、「国民全体」が国の主であるはずだ。
その「主たる国民」が、『選挙』という手段を使って選んだ「国民の代表」が、国を動かすべく「政治を行う」訳であります。
『代議制』の『間接民主主義』で有りますね。
国民から付託された「実効権力」をふるって、代議員である「政治家」が国家を運営する為の「法」を定める。
その「法に従って」直接の実務を担当するのが、官僚である。
これをもって、『政治主導』と言う。
と言う、「理論をふまえて」考えてみると。
ソコソコ平凡な才能しか無い政治家達が、選挙で選ばれる。
とてもではないが、その程度の政治家達で、粗相無く国家運営が出来るか、と言うと甚だしく心もとない訳だ。
従って、しっかりした官僚組織と、実務に長けた有能な官僚達の存在に、成否は掛かって来る。
ご存知の通り、「高級官僚」は学歴の点では「エリート」と呼ばれる層に属する。
さすれば、「政治家が主導し、官僚が実務をこなす」という建前は有るにせよ、その現実は「官僚が差配し、政治家が形式承認する」形に陥ってしまう。
それが、明治維新以来の、我らが祖国「ニッポン」の在り方であった。
今更、ここで私がくどくど言わなくとも、周知の事実であります。
野党時代に散々「増税を非難し」て、「国民不在の政策を糾弾して」来た、菅直人や仙谷由人、その他、岡田克也以下、現民主党政府の構成員の日々の言動を見るにつけ、与党になってからの変化には、驚きを通り越して、呆れ返るまでに変節してしまっている。
野党時代に、菅直人が『TPP』などと言う「面妖な」制度に向かって邁進する様な事は、あり得ただろうか。
そう考えると、日々の「官僚達の」直接間接の影響力が、いかに効果的に政治家を籠絡してしまえる程、力があるのか、と言う事に今更ながらに驚かざるを得ない。
あくまで菅直人が「生まれながらの大悪人」では無かった、と言う前提にたっての話になるが。
戦後の65年亘る『自民党(+公明党)政治』という、政官一体の支配体制が、これまでの日本と言う形を造り上げ、その陰にあまたの「搾取」や「利権」の構造が造り出されて来ているか、と言う事実が、1年半前の政権交代を機に、かなり知られて来た。
その、錆び付いた、腐敗したシステムを「変換する」事を提案して、政権交代が為された。
しかし、いかに錆び付いていたにせよ、旧来の在り方を180度転換しようとすれば、どれほどの反動が及ぶのか、実は正確には誰も理解していなかった。
日本は、財政赤字が1000兆円になんなんとしている。
と、財務省は喧伝している。
その為には、「増税は避けられない」と、声高にふれ回って来た。
その陰で、実際の実務の遂行には全く必要のない、中間搾取と天下りの為の組織としての『特殊法人』や、関連組織を林立させて来た訳である。
その存在に依る搾取と、官僚の老後を豊かに満たす為の資金が、一体予算の全体額のどれほどになるのか。
しかも、それら『特殊法人』を長らえて行く為に、「内部留保」されている<隠れ資産>は、一節に依ると700兆円に及ぶとか。
子々孫々に至たるまで、「官僚の劣れる日は来ない」様に造り上げてある訳だ。
昨今の、日本の政界の現実に嘆き厭きれる前に、このシステムを変えない事には、物事は何も変わらないのですね。
しかし、敵もさるもの。
絶対に「既得権」は手放さない。
無い事無い事ささやき続けて、総理以下、各閣僚達を洗脳してしまう。
元々大した「才能」も無く「政治哲学」も無い政治家等は、官僚に取って「洗脳する」事等赤児の手をひねるより優しい事に違いない。
結果として、マニフェストは存在しないものと同じ。
消費税は増税する事が日本のため。
TPPに参加する事こそが、日本の生き残る道。
アメリカ国債を、言いつけ通りに購入し続ける事。
日本の余剰資産を、自由にアメリカに提供出来る様、郵政その他の金融政策を行う事。
アメリカの期限を損なわない事こそが、日本の生き延びる道。
日米軍事同盟としての『安保』あっての、日本。
日本に米軍基地は無くてはならないもの。
アメリカの、その時々の世界侵略政策に合わせて、基地は潤滑に運営出来るべく、アメリカの意向のままに設置すべき物。
その為の予算は、総て日本が生き延びる為の必要経費。
安保を維持し、基地を維持するためなら、日本国民はあらゆる犠牲に耐えなければならない事。
このような発想に、洗脳されてしまう訳だ。
その結果の、民主党の党内分裂も、国民の批判も、総ては雑音にしか聞こえない。
そんな思考回路に、いとも簡単に造り替えられてしまった、菅直人政権の官僚達。
自分の党が破綻に瀕していようと、気がつきもしない事と相成ってしまった。
▶<予算関連法案>再可決は絶望的 解任採決15人欠席、民主執行部想定外(毎日見出し)
>11年度予算案の衆院予算委可決に先立って28日夜、野党提出の中井委員長解任決議案が採決された。会派離脱を宣言した16人からただ一人、出席し、反対した川口浩衆院議員は記者団に予算案の賛否は明言しなかったが、今後も離脱表明グループと行動を共にするかとの質問には「もちろんだ」と強調した。
>解任決議案採決への欠席は執行部にはまったくの不意打ちだった。安住淳国対委員長は採決後に慌てて欠席者を確認。小沢元代表も欠席した。党幹部は「処分対象だが、小沢さんも欠席したのでどうしていいかわからない」と語った。別の党幹部は「事情を聴くが、処分できないかもしれない」とうろたえた。
【毎日新聞/3月1日(火)8時57分配信】
この15名の勇気有る行動には、大いなる賛意を送りたい。
しかし、このような「政権与党としての態を成さない」与党等、憲政史上あり得なかった。
断末魔の民主党である。
菅直人は、恐らく今でも「自分は立派に日本の為に政治を行っている」と、思い込んでいるに違いない。
本人の資質の事は別にしても、其処まで完璧に「政治を動かせる」官僚達の存在は、世界に他に類を見ない物である。
そう信じる。
国の為に才能を費やすのでは無く。
自己の栄達と、自己の属する組織としての官庁との為に、あらゆる人知を尽くす。
ほぼ全員の「高級官僚」達は、アメリカに留学する。
そこで、大いなる「人的ネットワーク」を造り上げる。
言い換えると、アメリカの支配下に組み込まれてしまう。
あとは、戦後営々と続けられて来た「やり方で」やっていれば、身分は安泰、経済的には多いに潤う。
『お国の為に働く?』
「そんな青い事言ってて何になる」
「我々が日本を動かして居るのだ」
「従って、先ず我々の存在基盤を不動の物にする」
「省益が守られれば、自分達の未来も守られる」
「自分達の未来に心配が無くなれば、全力で日本の為に仕事ができると言う物だよ」
「自分達のやっている事が、日本の為になるのだ、国民は黙って従っていれば良いだけ」
「庶民の事など、本音で言えばどうでも良い事、そんなくだらない事にかまけていないで、アメリカの描く世界戦力の一端を担う様な、大きな仕事をしなければならない」
かくして、国民の知らない所で、税金は食いつぶされ、国の運命が決定され、その為に庶民の生活は困難に直面する。
しかし「庶民は逆らわない」もの。
精々「働いて税金納めれば」よい。
かくして、自民党政治が、日本を『制度疲労』に導き、国全体を錆び付かせた。
その錆を落とす筈で成し遂げられた「政権交代」は、見事にひっくり返され、現在の民主党の向かおうとしている方向は、『自民党時代』より更に<自民党的>に成り果ててしまった。
恐るべき『霞ヶ関』である。
21世紀も十分の一が過ぎたこの時代にあって、我が祖国は、未だに「自主独立」の外交路線も持てず、「国民が生み出した成果」を「国民自体が享受出来ない」社会に捨て置かれたまま、それを改革する機会すら、潰されようとしている。
恐るべき霞ヶ関。
このような『国内国家』を存続させてはならない。
そして、そのような「霞ヶ関官僚支配体制」を、打破する可能性を示したのが、誰有ろう『小沢一郎』であったのだ。
結果は、これまた周知の事実。
あらゆる官僚組織を総動員しての、徹底的「小沢殺処分」へと怒濤の如き大攻撃であった。
小沢氏を孤立化する為の、「民主党への支持低下策」は、全省庁の官僚達の巧みな操作で、ほぼ完成した。
小沢氏本人に対しては、「最強兵器」である<検察司法一体>となっての、冤罪大作戦。
いみじくもNHKが、<かって日本を「戦争」へと導いた社会構造上のマスコミの役割>なる特番を流したが、正に未だに同じ事の繰り返し。
NHKを筆頭に、全マスコミ一丸となってのネガティヴ・キャンペーン一色に塗りつぶされた日本社会は、7割以上の国民が洗脳されてしまった。
客観的に見ると、小沢氏ははなはだ不利な、政治家生命のぎりぎりの所で、踏みとどまっている状況である。
この期に及んで、未だ「潰されていない」ところが、小沢氏の小沢たる所以であろう。
洗脳を免れている開明国民は、彼を支え続け、彼を復権させ、彼に働く機会を与えなければならない。
我々自身の社会もさる事ながら、孫子の代に残す日本社会の事を考えると、ここで負ける訳にはいかない。
混沌とした無秩序の如き政権の中に於いて、一部「光明」が見え始めて来た今、明日を期待して頑張ろう。
川内さん。
森さん。
松木さん。
そして、全員を列挙出来ないので、その同列に並ぶ議員各位。
一新会の議員各位。
北辰会の議員各位。
「民主党・無所属の会」から離会を打ち出した、渡辺さんと参院15人の各位。
<国内国家>霞ヶ関官僚組織を、変えなければならない。
その為には、「菅直人政権」を、打倒しなければなりません。
常識で考えれば、総理の座に居る事すらおかしい様な状況に陥って、未だに「任期を全うする」などと叫んでいる『菅直人首相』を、倒さなければなりません。
皆さんに、期待して居ります。
ような気がするんです。
日本を建て直す政治家が、
待ち望んでいた人たちが、
すぐそこに集まっていて。
夢?幻?
菅氏の目的は権力者の座に就く。
大きく目的が違っていました。
もちろん能力も資質も人間性も。(笑)
人間失格菅直人、即座に退陣せよ、それこそが国益だ。
コメントありがとう御座いました。
>すごいこと、が起こるような気がするんです。
私も、何か落ち着かない、不思議な気分に見舞われています。
本当に、何か起こりそう。
夢に終わらせては行けません。
人間失格では、「国の為に身を引く」なんて発想は無理です。
<打倒>するしか無い!
親方は「不信任案には党人として賛成しては良けない」とおっしゃったようですが。
>>http://sacredplaces.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-b644.html
>>http://sacredplaces.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-40a1.html
>>http://www.amakiblog.com/archives/2011/03/01/#001841
>菅政権の下で猛烈に進む弱い者イジメ
>>http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51758507.html
>(抜粋)そんないまだからこそ、全国の、とりわけなんと言っても沖縄の米軍基地について、私たちこのくにの主権者が真剣な議論をする時にきていると、私は思います。在日米軍基地は、傀儡政権のうしろにひかえる、帝国の意をうけた人形遣いである官僚組織(おととい書いた「影の国家」)の、もしかしたら唯一かもしれない権力の源泉としてはきわめて合理的なのですが、それ以外の、私たちいかなる他者の利益の道具にもされたくない市民、わけても基地の被害をこうむっている市民にとっては、とことん非合理なものでしかありません。(抜粋終わり)
岩下俊三のブログにトラックバックされていたのでやってきました。
岩下はジャーナリストを自称していますが、とんでもない食わせ物。単なるもの書きですらありません。
他人の文章を平気で改竄するクズであります。
パリさんが2月27日に岩下のブログに投稿されたコメントも一部が改竄(削除)されていますが、ご存知でしょうか。
『政局不用、政治をせよ』
本質として、同意です。
ただ、今の菅直人一味を追い出す為には、政局は致し方ないかと。。。
誰かを評価するしないは、夫々の価値観を認めあうか、認めなくても一応尊重しあう事で、成り立つようです。
そして、評価しなくても、それはそれで、ほっとけば良い事ですし。