晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

さあ、これから民主党の解体に向かって、一市民は何が出来るか考えよう!

2011-01-13 22:27:42 | 政治と社会
「台風が来るかもしれない、地震が来るかもしれない、洪水が来るかもしれないと、家の住人みんなが心配しているんだけど、家主はご飯を食べながら一杯飲んで、『大丈夫、大丈夫。壊れないよ』と言っているようなもの。この政治センス、寒々とする」


党大会を終えての、田中眞紀子議員のコメントである。


<この政治センス>

政治センス、などと言う物では無い。
単に、人間としての、常識的「感覚」の問題だ。



社会に有っての、一人の人間としての社会との関わり方、などと言う、最低限の人の生き方の基本が、消失している。

はっきり言って、インヴェーダーか、ロボットか、どちらかであろう。
それとも、もしかしてこの<菅直人>とか言う男、ロボトミーでも受けたのでは無かろうか。


民主党は終わった。

今有るのは、いつの間にか民主党の中に入り込み、内側から中身を食い尽くした、民主党の皮を被った<怪物党>である。


敵の敵は味方。
『小沢切り』という暗黙の目標の元に、菅直人を支持していた産経ですら、手のひらを返している。


▶国民の「怒り」を理解できぬ「どん菅」「とんちん菅」


君たち<産経>に、言われたくはない。
しかし、この指摘は、残念ながら正しい。


>菅直人首相は、国民が政権の何に憤っているのかをまるで理解できていない。13日の民主党大会で眉間にしわを寄せ、党所属議員に「自信を持とう」と訴える首相の言葉と国民意識との乖離(かいり)を思い、改めて寒々とした心境になった。


あの(!)C.I.A.の狂言廻し『阿比留瑠比』のコラム【政論】である。


>首相のあいさつは国民感情に鈍感であり、その論理はとんちんかんだった。

>「この政権交代からの1カ月半、大きな意味で民主党が進めてきたことは間違っていなかった」

>民主党政権の実績をこう総括したが、初っぱなから「1年半」を「1カ月半」と言い間違えた。そもそも「大きな意味で」とぼかすところも自信なさげだ。一事が万事、この調子で焦点が合っていない。


こんな<常套手段>の些細な揚げ足取りですら、内容に唖然として、激しく納得してしまう。


>「われわれ主権者は政府に嘘をつかれ、信用されず、知る権利をないがしろにされている」

>多くの国民がそう直感したはずだ。インターネット普及で誰もが情報を発信でき、かつ情報共有できる時代だというのに、首相は情報操作と隠蔽(いんぺい)を試み、結局は映像流出事件で恥の上塗りをした。


おいおい。
君が言うか。
我々こそ、
『我々国民は、マスコミに嘘をつかれ、虚仮にされて、知る権利をないがしろにされている』
と言わなければならぬ。

しかし、菅直人の態度についての指摘は、正しい。


>有権者の怒りについて民主党の森裕子参院議員は「選挙区でそれぞれの議員が、民主党への憎しみのようなものを投げつけられている」と語った。もはや「憤り」を通り越し、「憎しみ」なのである。


切り貼りせずに、そのまま報道してくて居るじゃないか・・・。
情けない。
けれど、仕方が無い。

事実なのだから。


>首相が「発信」のため5日に出演したテレビ朝日の報道ステーションの平均視聴率6・9%は、前4週平均の14・7%の半分以下。前後の番組の平均視聴率はそれぞれ10・0%と11・2%を記録しており、首相が画面に映った瞬間にチャンネルを変えた視聴者が多数いたことが推察される。無関心ではなく、嫌悪感がそうさせたのではないか。


人間の持つ<生体反応>は、感情以前。
そこには、理屈も介入する余地はない。


>党大会での亀井静香・国民新党代表のあいさつは的確だった。

>「今の民主党はみっともない! みっともない! こう言わざるを得ないじゃありませんか


来賓挨拶としては、異様である。
連立相手の「友党」の代表に、ここまで言わせる菅直人のこそ、宇宙人だと言って良いのでは無かろか。

おっと。
彼は<インヴェーダー>であった。


>「解散で信を得たとき本物の内閣になる。仮免許が本免許になる」
 
>首相は平成20年10月、こう述べて当時の麻生太郎首相に早期の衆院解散を迫った。この論理に従えば、菅首相はまだ「仮免許」のままだということになる。小手先の内閣改造などに逃げず、堂々と信を問うてはいかがか。
【産經新聞/1月13日(木)23時8分配信】


その場その場で、言う事がコロコロ変わる。

最早これまで?

こんな政権を造ってしまった、我々有権者としては、ここで「いかに腹をくくるか」、決断の時である。

取り敢えずは『統一地方選」である。


▶「内ゲバやめろ」「印象アカン」統一選控え、民主党大会で地方議員悲鳴(産経見出し)

>民主党の国会議員や地方議員が結集し、千葉市で13日に開かれた党大会。内閣改造や党内人事をめぐるゴタゴタのなか、4月に統一地方選を控える地方議員からは「このままでは戦えない」「内ゲバはやめろ」といった怒りや悲鳴、困惑の声が漏れた。

◇「逆風も逆風。駅に立っているのもつらい」
◇「政策で勝負をしたいが、それ以前の問題。『民主党アカン』という印象が広がり、手が打てない」
◇「選挙はきびしいなんてもんじゃない。有権者には『内ゲバはやめろ』と言われているが、まさにその通り。原点に戻って」
【産經新聞/1月13日(木)22時26分配信】



これらの、<地元の声>が、届かない。


▶残った禍根、党内外に火種…党大会は紛糾 無念にじます仙谷氏(産経見出し)

>13日午後、千葉市の幕張メッセで開かれた民主党大会は国会攻防さながらに紛糾した。

>岡田克也幹事長が議題となった平成23年度の党活動方針案の概略を説明すると一部議員が猛然と立ち上がった。

>「発言を認めてください!」
 
>かまわず、議長役の辻泰弘参院議員が採択を宣言。森裕子参院議員が演壇のマイクを握ろうとしたが制止され、辻氏は「大会運営の先例に基づき、ご質問、ご意見を賜る場は設けておりません」と述べ、活動方針案の“強行採決”に踏み切った。

>「発言させてやれよ!」「これで統一地方選に勝てるのか」-。会場に響くヤジと怒号。12日の両院議員総会で「私は挙党態勢を最も願っている」と強調した首相は顔を引きつらせて見守るしかなかった。
【産經新聞/1月14日(金)0時12分配信】


党内の不満すら聞く耳持たぬ執行部が、国民の声を聞ける訳が無い。

予想された通りの進行だったとは言え、13日の民主党大会は、改めてこの政党の不適格ぶりを、天下に大きくアピールする結果で終わってしまった。

建設的な事は、皆無。
力ずくでの、反対意見の封じ込め。

そのうち、森ゆうこ議員は<自宅軟禁>されるやも知れぬ。


▶「この政治センス寒々」民主総会で田中真紀子氏(読売見出し)

>「昨年の参院選は厳しい戦いだった。それでも地方議員の大きな応援があった。この人たちが私たちのせいで負けたらどうやって償うのか」(徳永エリ参院議員)

>「(統一地方選などで)公認や推薦を取り消してほしいという人が本当に多い。党代表として、地方選挙をどういう戦略で戦うのか」(石森久嗣衆院議員)

>両院議員総会では春の統一地方選を目前に控え、逆風にさらされる議員たちの切実な声が相次いだ。

>総会冒頭のあいさつで「自信を持とうじゃありませんか」と笑顔で呼び掛けた首相も、険しい表情で「苦しい思いは同じだ」と応じるのが精いっぱいだった。


あの<笑顔>で、馬鹿な事を言われたら、誰でも冷静で入られません。
ましてや、深刻な事態に悲鳴を上げている「現場の議員達」は、堪った物では無かろう。

総理の「無感覚」ぶりに、罵声が飛ぶのは当然である。


>地方選挙だけではない。

>首相らが表明した民主党政権公約(マニフェスト)見直しなど政策問題でも執行部批判が噴出した。

>それでも、首相の退陣要求は出なかった。

>党内に「鳩山前首相、菅首相、そして『ポスト菅』と、民主党3人目の首相が誕生したら、衆院解散・総選挙で国民に信を問わなければならなくなるかもしれない」(若手議員)といった恐怖感が広がっているからだ。


「情けない」としか、言い様が無い。


>執行部に批判的な田中真紀子元外相は、総会後、記者団にこう語った。

 「台風が来るかもしれない、地震が来るかもしれない、洪水が来るかもしれないと、家の住人みんなが心配しているんだけど、家主はご飯を食べながら一杯飲んで、『大丈夫、大丈夫。壊れないよ』と言っているようなもの。この政治センス、寒々とする」
【読売新聞/1月13日(木)8時22分配信】


そして、とうとう消費税増税路線を、あからさまに公然と実行する態度に出た。
消費税増税主義者である『与謝野薫』の経財相での入閣で、決定的に舵を切った訳だ。

「打倒民主党」で自民党を離党し、『たち日』を立ち上げた理念は、一体なんだったのか。
所詮は、大臣のイスには転ばない物は無い、と言う典型か。

それより何より、この消費税増税問題が、現菅直人政権の「最大のマニフェスト破り」である事は、言うまでもない。

『国民の生活が第一』から、『大企業優遇』と意売った、自民党時代の政治に逆戻りする訳である。
しかも、小泉某の「弱者切り捨て」ネオ自由主義路線の、完全復活に他ならない。

はっきり言って、政府の「国民に対する宣戦布告」と見なすべきであろう。



巷で言われる如く、「菅直人一派(旧さきがけ+松下政経塾)と、自民の一部では、既に次の総選挙後の<連合>が密約されているのか。

親小沢の議員のほとんどは、地盤の固まりきれていない「新人議員」である。
総選挙では、ほぼ全滅であろう(と言われる)。

今の形の『民主党』が瓦解して、菅直人一派のみが、政権を保って生き残ろうという、姑息な事を考えている、との読みが有る。

この「読み」も、あながち「当らずとも遠からず」かも知れない。


しかし、それならそれでも良い。

その時になって、今回党大会で必死で執行部と戦った「国民の為に政治をやる」意志の認められた議員諸氏を、我々有権者は全力で応援して行かなければならない。

少なくとも三桁の数を小沢氏に与える事で、真の二大政党が誕生するのなら、それが結局は最終的な理想型で有ろう。

3年かそこら無駄な寄り道をする事になろうが、今の「清濁合わせ持つ」民主党に、小沢氏が飲み込まれてしまうよりは、その方がずっと良いに決まって居る。

小沢が民主党内で復権して、解毒出来るのであれば、それはそれで、理想ではある。
しかし、今やその望みは、完全に立たれたと感じるのは、私だけなのか。


さあ。

民主党を解体しよう。

『国民の生活が第一』と言うスローガンをパクって<政権奪取>し、直後に空手形扱いで不渡りにするような、裏切り者どもを、日本の政治の世界から追い出そう。

総選挙に向けて、小沢ファミリーの基盤を固めよう。


『現代ビジネス』の記事を添付しておきます。

与謝野政権入りで「官僚主導」「増税路線」がはっきりした菅直人内閣 /長谷川 幸洋


それにしても、御大の戦略が見えないのが、我々一支持者に取っては、一番辛い。。。
取るべき「最良の選択」を、過たない為にも、目を大聞くに開いて行かなければならない。

いずれにしても、今の民主党は、もう要らない。

コメント (25)
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