joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

「世界一頭がよくなりたい」

2005年03月20日 | reflexion
僕は世界一頭がよくなりたいと思っています。

だから、他に頭のよさそうな人を見ると嫌になります。さらに、頭がいいだけじゃないのに頭のよさも見せている人を見ると、腹が立ちます。お前たちは黙ってろ、と言いたくなります。

でも、おそらく世界一頭がいい人というのは、頭がよくなりたいとは思わないんじゃないでしょうか。世界一あたまがいいぐらいであれば、「頭がよくなりたい」という欲は湧かないと思います。

いや、ひょっとすると、世界一頭がいい人でも、「もっと頭がよくなって、他人を寄せ付けないぐらい頭がよくなりたい」と思っているかもしれません。

でも、世界一頭がよくなれる人というのは、おそらくそのための努力が苦にならない人なのだと思います。

これは明石家さんまさんが言っていたのですが、バスケットの世界で一番練習するのはマイケル・ジョーダン、ゴルフではタイガー・ウッズ、日本のプロ野球ではイチロー選手なのだそうです。

わたしが想像するに、世界でトップに立つには、生まれた時点での才能プラス、努力することが苦にならない、言い換えれば努力を努力と思わない人がその世界でトップに立つんじゃないでしょうか。

才能だけであればイチローより上の選手はたくさんいる、と言う野球人は一人ではありません。それはつまり、イチローは練習の人だということですね。

だからイチローは偉いといえるけれども、イチロー選手には野球の練習を努力とは感じない適性があったんじゃないかと思います。

中田選手よりボールさばきが上手い日本人選手はたくさんこれまでにもいたと思うし、今でも小野選手や中村選手のほうが足元でボールを扱うテクニックは上に見えます。それでも中田選手が日本でゆるぎなくトップだと僕には思えるのは、ピッチ全体の動きとの関係で自分がすべきことを瞬時に判断する能力がずば抜けているからだと思います。つまり、単に足でボールを扱うというサッカー固有の才能よりも、サッカー以外の世界とも共通点を持ちやすいインテリジェンスを中田選手はもっているのだと思います。だから、その中田選手が自身のHPで、大学に行って心理学かデザインを勉強したいと言っているのを読んで、僕は激しい嫉妬にかられました。サッカーだけでもすごいのに、彼なら他の分野でも成功できる頭のよさをもっているように感じるからです。

そんな中田選手も、日本でプレーしていたときは、とにかく練習熱心だったそうです。居残り練習で、ユースの選手をつかまえて、ボールをパスしあって足元で止めるという単純な動作を延々と続けていたそうです。中田選手には、そういう単純な反復練習が嫌にならない適性があったのでしょう。そういう点で、彼にも、サッカーの練習を厭わない適性があったんだと思います。

その世界でトップになる人というのは、練習が嫌にならないようです。中谷彰宏さんは、三流は練習しない。二流は一生懸命練習する。一流は練習を練習と思わない、と書いていました。

最初に、僕は世界で一番頭がよくなりたいと書きました。でも、世界で一番頭がよくなるために努力をしているかというと、していません。また努力を努力と思わないかというと、文章を読んでいて苦痛になることがしょっちゅうです。今日も、朝12時に起きて、ボーとしているうちに時間が過ぎて、夕方に散歩に出かけました。

つまり、頭では世界一頭がよくなりたいと思っても、体は正直に「お前はそんなものにならなくていいよ」と言っているのです。

なので、今日も、この後は借りてきたDVDを見てゆっくり過ごそうと思います。


涼風


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