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「よくも、そんなふうに死ねたもんだね?私をここまで悲しませて」
イギリスの絵本作家マイケル・ローゼンとクェンティン・ブレイクが書いた『悲しい本 SAD BOOK』(あかね書房)を読みました。
これは悲しいお話を描いた絵本ではなく、悲しみを描いた絵本。
悲しい悲しい悲しい悲しい。
悲しさからすぅっーと浮き上がる本。
ずどーんと暗いところと、その暗闇からふぅっと浮かび出る少しの白く淡い光を描いた本。
誰の悲しみにも共通する部分。
そう、これは誰の悲しみにもあることを描いた本。
悲しみの向こうにあるものを描いた本。
だから、読んでいて自分の中の透明な部分を思い出させてくれる本。
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