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日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

『ザ・マインドマップ』 トニー・ブザン(著)

2007年09月30日 | Book
以前、『マインドマップ(R)for kids勉強が楽しくなるノート術』という本を紹介しました。マインドマップというノート法を紹介した本です。

この本でマインドマップというものになんとなく親しんだ私は、それ以来難しそうな本を読むときはマインドマップ的にノートをとりながら読んでいます。

それで「このノート法は自分に合っているかも」と思ってきたので、同じ著者による『ザ・マインドマップ』も読んでみました。

半分ぐらいしか読んでいませんが、その前半部分にマインドマップの方法が書かれてあります。後の半分は応用の仕方について。

たしかに後者の本には前者の本よりは詳しくマインドマップについて書かれてありますが、基本的な考え方は『マインドマップ(R)for kids勉強が楽しくなるノート術』にも書かれてあったみたいです。マインドマップについて知りたい方は、まず『マインドマップ(R)for kids勉強が楽しくなるノート術』から読んだ方がたしかにとっつきやすいのではないでしょうか。その上で『ザ・マインドマップ』を読むとより深く理解できると思います。

私にとってマインドマップがいいと思う点は、上にも書いたけど、難しそうな本や外国語の本を読むときのメモとして最適な感じがします。多そうな情報量を前にすると圧倒されそうな気になりますが、マインドマップでメモしていくと、一つ一つ山を着実に越えていくようで、ストレスが残りません。

ただ私の場合は、意味を一つ一つ確認してメモしながら本のページをめくっているので、時間はかかっていると思います。

その点ではマインドマップの「効率的に情報を処理する」という謳い文句にはそっていないかもしれない。

フォトリーディングと同様にこのマインドマップも、複雑な情報をラクに処理することを宣伝文句にしています。

でも僕にとっては、例えば本を読むときに、今までは難しそうで飛ばしていた部分もこのマインドマップの方法を用いてノートに取ろうとするので、逆に時間がかかっているかもしれない。

でも、膨大で複雑な情報を目の前にしたときのストレスからはかなり解放されると思います。

訳者の神田昌典さんが唱道しているフォトリーディングには馴染めなかった私ですが、このマインドマップとはいい友達になれるかもしれない。

学生やビジネスマンの人たちも、そうでない人たちも、一度試してみてはいかがでしょうか。僕もまだ試行錯誤の段階ですが、今までの箇条書きによるノートのとり方よりは、ストレスがかなり減ります。

僕の場合は、線の書き方はなんとなく分かってきたけど、キーワードの重要性・効用がまだ分かっていないかな。メモを取るときは、どうしても「文」に近づいてしまう。でもマインドマップの長所は、キーワード・単語によって読み手のイメージを喚起することになるので、論理的な文をメモにするとは違うのです。

そのあたりは、まだ僕の「論理・順番」へのこだわりなのかもしれない。マインドマップの公認トレーナーはそれを「官僚制的」と呼んでいます。


ザ・マインドマップ
トニー・ブザン,神田 昌典,バリー・ブザン
ダイヤモンド社

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