野菜ソムリエPro. AndyのBlog

「奈良・吉野」の玄関口を中心に活動する、吉野郡唯一の野菜ソムリエPro.&果物ソムリエのベジフルライフをつづっています。

オフィシャルサイトは、こちらから!

★野菜ソムリエPro.&ベジフルフラワーアーティスト   宮坂敏史オフィシャルサイトURL
https://miyasaka831.jimdofree.com/

今日はリッチ(!?)なほんま旨いもん塾

2012年11月12日 19時19分57秒 | 野菜&果物
先日、先輩野菜ソムリエのアジサイムスメさんとHさん、そして浪速魚菜の会が主催されている
「ほんま旨いもん塾」にいってきました。

このイベントも、ついに2年目に突入。
いつも満席の大好評のイベントです。

で、この日のテーマはカブとりんご。

そして、これです!


今回はマツタケ
しかも食べ比べします。
こちらは日本産


こちらは韓国産


こちらはトルコ産
どちらかといえば、あまりなじみがないですね。

最初はそれぞれ香りと見た目(大きさ)をから。

香りは
日本>韓国>トルコ 
といったところでしょうか。

そして見た目(大きさ)は
日本>韓国>トルコ
といったところでしょうか?

マツタケの香りの余韻に浸りながら、
次はカブの食べ比べです。


カブ
今回は5種類。
左上が聖護院カブ。
お隣、赤いのが河内カブ、その横の白いのが古田苅カブ
その下が、上にあるのが天王寺カブ、下にある紫の大根みたいなのが日野菜


これは、なにわ伝統野菜の「天王寺蕪


聖護院かぶ」。京野菜でおなじみ。


河内かぶ」。こうちかぶと読みます。
福井県のご当地のカブ。


日野菜」。
滋賀県の伝統野菜でおなじみ。
今回は大阪で作られたものです。

ちなみに大和野菜(奈良県認定の奈良の伝統野菜)の片平なぎさ…

違うわ…「片平あかね」は、
この仲間です。


古田苅カブ」。
福井県のご当地カブ。
見た目は天王寺蕪と同じですが、
葉っぱが違います。天王寺蕪はギザギザの大根に近い葉っぱで、
こちらは野沢菜みたいな丸い葉っぱです。

生で試食しました。
甘みと食感では、天王寺カブが1番でしたね。
ボクの個人的な意見ですが…。

で、この後、マツタケを食べ比べ


右がトルコ産、左が韓国産。
ボイルしたものを食べ比べしました。
たぶん、一番贅沢かつ高級な食べ比べかも…。

日本産の写真をとり忘れてました。
田舎者のボクはそれに動揺したのでしょうね(笑)

で、トルコ産がもっとも香りが薄かったのに、
火を通すことで香りとコリコリ感が出ていました。

日本産が香りが優勢、柔らかめといったところでしょうか?
(今年の猛暑とゲリラ豪雨の影響もあると思います。)

さて、マツタケで大満足の後は、お待ちカネのお料理。


まず最初は、
天王寺カブと海老だんごのお吸い物

御椀のフタをあけると何ともいえない香りが立ち込めてきました。
味付けもかなりシンプル。
昆布だしとカブと海老だんご、そしてわずかな塩分でいけるそうです。
カブのホクホク感と独特の甘みが何ともいえません。


続いては、
ハゼのから揚げ日野菜和え
ハゼは大阪の淀川産。
それをシンプルに塩漬けした日野菜(根っこだけでなく葉っぱも)で、
頂きます。
ハゼの香ばしさと日野菜の風味がまた何ともいえません



こちらは聖護院カブのロースト トンナートソース
あの京料理でおなじみの聖護院カブ。
イタリアンに変身です。

めちゃめちゃ甘く、しかも肉質もしっかりしていました。
4時間じっくりかけてカブに火を通したそうです。

さて、続いてはリンゴ。

青森県から、これだけ沢山のリンゴを準備して下さいました。
12~13種類あるでしょうか?

中には、こんなリンゴも・・・。

赤~いリンゴ
中まで赤いリンゴです。
青森県五所川原市の特産品でもあります。

リンゴのお勉強をした後、リンゴ料理に


ホタテ貝の津軽煮
リンゴのソースがかかっています。

ここで、リンゴのソースをよーく注目してください。

思ったより茶色くなってませんよね。
リンゴって、すぐに塩水につけやんと、瞬く間に茶色くなります。

なぜ茶色くなっていないか?

実は、「千雪」という品種のリンゴを使っています。
この品種、昨年登場したニューフェイス。
酸化しにくいリンゴなのです。
詳しくはまた後日ご紹介ということで・・・。

で、この後はマツタケ料理!


マツタケと秋茄子のグラティナーテ
土瓶蒸し、炊き込みご飯など秋の日本料理ではすっかりおなじみですが、
それが何とイタリアンに変身!
これがめちゃ合うのです。
マツタケの上に塩漬けしたひき肉をソテーしたもの、
その上に秋茄子をのせてモッツアレラチーズを最後にかかってます。

チーズの風味とマツタケのコラボも何ともいえません。


続いてマツタケ料理
カキ玉とマツタケのあんかけご飯
炊き込みご飯は日本人の秋にとってすっかりおなじみ。
ならば、あんかけにすれば…ということで誕生したメニューです。
あんかけのところどころに見えているのがマツタケです。
あんかけにマツタケのだしがタップリ含まれているのです。
これが薄味なのでマツタケの香りが堪能できます♪


そして、つづいてはリンゴのデザート。


リンゴの食べ比べです。
メジャーな品種と新しい品種を食べ比べました。
左上から、星の金貨、早生ふじ、千雪、紅玉

星の金貨はさわやかな甘みで、皮が薄めです。
早生ふじがこの中で最も甘いです。
千雪も甘みがありジューシーさもちょっとあります。
ふじに劣りません。
紅玉は酸味が強めです。アップルパイなどの料理用にはこれが欠かせません。


最後の〆は、紅玉リンゴとナッツのセミブレッド
セミブレッドとは、アイスクリーム+メレンゲ+生クリームで出来たお菓子。
食感はちょっと泡っぽいアイスクリームでしょうか?

紅玉の酸味と、セミブレッドの甘み、食感のコラボレーションがなんともいえません。


と、いうわけで、今回は
マツタケがあって、
カブ、リンゴはビタミン、ミネラルたっぷり。
まさに高級でビタミンミネラル山盛りのほんま旨いもん塾でした~。

先輩野菜ソムリエのアジサイムスメさん、Hさん
浪速魚菜の会の皆さん、そして参加者の皆さん、
ありがとうございました。



****************************************
◆◆ブログランキングに参加中◆◆
~クリックして下さればありがたいです↓~


にほんブログ村 料理ブログ 野菜ソムリエへ

にほんブログ村 野菜ソムリエ


にほんブログ村 ライフスタイルブログ半農生活へ

にほんブログ村 半農生活
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする