淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

ジョン・レノンが亡くなって38年。今年の12月8日、俺はその日のことをまったく忘れていた・・・。なんて薄情な!

2018年12月11日 | Weblog
 1980年12月8日、ニューヨークにある自宅アパート「ダコタ・ハウス」の前でジョン・レノンは、マーク・デイヴィッド・チャップマンという白人男性の手によって射殺された。
 ダコタ・ハウスに帰宅したその直後、突然、背後から呼びかけられ、拳銃を5発撃ち込まれたのである。

 その5発のうち、2, 3発がジョン・レノンの胸に命中し、残りは彼の肩に当たった。
 事件後、マーク・デイヴィッド・チャップマンは射殺現場から逃げるわけでもなく、警官が到着するまでの間も現場付近をうろつき周り、持っていたサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を読んでいたという。

 その事件を最初に知ったのは、友人からだった。
 最初、彼が何を言ってるのかよく分からなかったけれど、すぐに事態を飲み込めた。
 でも、泣くとか取り乱すとか、そういうことは一切なく、それなりに冷静だった。
 そうか・・・ジョン・レノンが死んだのか・・・まだ40歳なのに・・・。そう思って溜息をついた。

 ちょうど前月の11月に発売されたニューアルバム「ダブル・ファンタジー」を買って聴いていたので、そのあと、少し感傷的になったようには思う。

 様々なメディアがそのニュースを大々的に流し、大抵のテレビはジョン・レノン関連のニュースの中で「イマジン」の曲を流していた。
 「ふん。ジョン・レノンなんて普段聴いてこなかった奴らが、こうなると逆に手の平を返すように熱狂的なファンを自認してやがる」。そんなふうに考えて嫌気がさした。
 「イエスタデイ」を流すという大馬鹿野郎もいた・・・。

 そして今年もまた12月8日がやってきた。
 でも、そのことを、まったく失念していた。記憶の片隅にさえなかった。これっぽっちも思い浮かばなかったのである。

 「イマジン ジョン&ヨーコ」という松村雄策氏が監修している豪華本も買い、同時に「イマジン」アルティメイト・コレクションという全4枚CD、2枚のブルーレイが同梱されたボックスまで買ったというのに・・・。

 一体全体、どうなってんだ? 

 それから11月29日のときもそうだった。
 前の職場で一緒に働き、今は一緒に「ボクシング・ジム」に通っているH氏からラインが届いたのである。

 内容はこんな感じだ。
 「今日はジョージ・ハリスンが58歳で亡くなった日ですね。だから彼の死を悲しみながら独り、酒を飲んでました。もちろん、ジョージのアルバムを聴きながら」。

 あっ!
 忘れてた。すっかり忘れてた。
 今日はジョージの命日かっ。
 そんなこと、まったく忘れて、俺はひたすら「ニンテンドー スイッチ」で「ゼルダの伝説」を一心不乱にプレイしていたのである。正直に告白すると。

 俺は、一体全体、どうなっちまったんだ?
 今の生活にただ安穏と引き摺られている、だからこういうことになるんだよ・・・。

 シャキッとしろよ、シャキッと!










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