MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

季節外れの羽化(オオムラサキ)

2018年10月16日 | 昆虫

やっと忙しさの先が見えてきました。

後は依頼した書類が届くまで動けないので、そろそろ写真撮影にも戻れそうです。

 

そんな忙しい中、残った2頭のオオムラサキが羽化しました。

普通なら越冬幼虫になる時期が近づいているこの時期に羽化とは…。

一昨日の朝から羽化の兆候が見えていたので、空しい気持ちを感じながら撮影の準備だけはしておきました。

夕方の5時頃、腹部が“間もなく羽化”状態になったので、「あと1時間くらいだろう」と5分ほど離れて戻ったところ…。

またやっちまいました~。

既に蝶は蛹の外。(ガックリ…。)

チャンスはあと1回。

残った1頭も後数時間後には羽化するはずです。

21時19分 翅の模様が見えています。

とりあえず早寝。

12時半前に目が覚めたので、蛹の所へ行ってみたら…。

0時27分 夕方、目を離して撮り逃がした時と同じ状態(腹部がくびれています)になりました。 もうすぐです。

0時55分 蛹が割れた!羽化開始です。

0時56分 身体が見えてきました。

0時57分 抜けた!

0時58分 クルッと回って、翅に美しい紫色が…雄です。

1時00分 体液を翅に送って伸ばします。

1時20分 ほぼ翅が伸びきったので、余った体液を出しています。

腹がスマートになったでしょう?

これで一安心、やっと寝られます。(とりあえず、オヤスミナサイ。)

7時33分 夜が明けて、ちょっとだけ翅を伸ばしたところを1枚。

昨日はあまり天気が良くなかったので、今朝ベランダのエノキに2頭をとまらせました。

「好きなときに飛んでいいよ~。」

でも、これから寒くなってくるのでいつまで飛んでいられるやら…。

ちょっと、残念な『オオムラサキ』の羽化でした。

 

1枚オマケです。

と言っても、いつもの複眼アップですが…。

飛び立つ前のおとなしい時に撮らせてもらいました。

コメント
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