MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

赤城レポート 秋編 その2(カラスアゲハ)

2017年10月01日 | 昆虫

関東で見ることが出来る黒いアゲハチョウと言えば『クロアゲハ』『ジャコウアゲハ』『オナガアゲハ』…等が思い浮かびます。

その中でも大きさが最大級でかつ翅が美しいのが『カラスアゲハ』ではないでしょうか?

しかしこの時期、そろそろ越冬に備えてアゲハ科の蝶たちは幼虫になっていることが多く、たまに見る成虫は見るも無惨な翅になっていることが多くなります。

例えばこんな風に…。

よく頑張ったね!と言ってあげたいようなキアゲハですね。(これで良く飛んでますよね。)

でも今回はラッキーなことに、おそらく羽化して間もないであろうカラスアゲハをじっくり撮影するチャンスに巡り合えました。

場所はアダギマダラの撮影ポイントであり、またトンボの撮影ポイントでもあるので、ここに来るたびに腰を落ち着けて昆虫を狙う場所なんです。

アサギマダラの撮影が一段落してふと池の方を見ると…。

カラスアゲハががお気に入りのアザミの花で吸蜜中です。

その後も池を回りながら吸蜜し続け飛び去りません。

これは願っても無い撮影チャンスです。

EOS7D MarkⅡ + EF70-300mm F4-5.6 IS USM    ISO500  1/800  f5.6

ISO400  1/125  F6.3

この個体は雌のようです。

翅を開いた状態で後翅の赤斑が見えます。(雄は赤くありません)  ISO500  1/1600  F4.5

この状態だと全体に黒っぽく見えますが、ちょっと角度を変えてみると…。

見事な青緑色に鱗粉が光ります。 ISO500  1/3200  F4.5

ちょっと見とれてしまいますね。

この時期にこんな綺麗なカラスアゲハが撮れるとは…。

考えようによってはアサギマダラを撮れたことよりラッキーだったかもしれません。

 

コメント
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