MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

イトトンボ、愛の形はハート型(群馬レポート2016年7月 その2)

2016年07月14日 | 昆虫

群馬レポートの2回目です。

現地に着いた時から「今日は苦戦しそうだな…。」という雰囲気を感じていました。

そこで、いつもなら歩いて昆虫探しをするのですが、この日はトンボ撮影の可能性が高い池に腰を据えて待つ作戦に切り替えました。

待ちの撮影はカワセミで慣れているので、苦にはなりませんからね。(^-^)

カメラバッグを下ろしてしばらく様子を見ていましたが、やはり雰囲気は良くないようです。

ここでの主役は東京でもお馴染みのオオシオカラトンボクロイトトンボです。

これでは待つのもキツイですよね~。

ヤンマも時々やっては来ますが、すぐに池から飛び去ってしまうので名前の確認さえも出来ません。

カメラも向けずに眺めていると、オオシオカラトンボの雌が飛び込んできました。

近くにいた雄が「待ってました!」とばかりに飛びかかって、即、合体。

OLYMPUS E-M1 + M.ED40-150mm F2.8 PRO + MC-14    ISO1000  1/1000  F8

交尾は1分程で終わり、雌はそのまま産卵体勢に。

雄がそばで見張っています。   ISO1000  1/800  F8

雄がいなくなって単独産卵に。   ISO1000  1/800  F5.6

池をぐるっと見回ってみると、やはりクロイトトンボはずいぶん多く見られました。

一見、アオイトトンボ?と間違える事が多いのですが、尾部先端の模様が明らかに違います。 ISO400  1/2000  F5.6

アオイトトンボはアオイトトンボ科、クロイトトンボはイトトンボ科、と分類も違います。

イトトンボの仲間は交尾の時、表題に書いたように『ハート型』になる事が多いんですよね。

交尾中のクロイトトンボ   ISO1000  1/1600  F8

キイトトンボの交尾   ISO400  1/1000  F5.6

こちらの方がハート型に近いようです。(^^)

トンボをもう一つ。

このトンボを見つけた時、一瞬名前が出てきませんでした。  ISO200  1/1250  F5.6

アカネ族であることは間違い無いのですが…。

未成熟の雄…と言うことも解ります。

特徴は胸部の太い黒線と、翅の付け根が色付いていること…「あっ、そうだ!」

このトンボは成熟すると頭部まで赤くなります。

以前に撮ったものを。

ネキトンボという赤トンボの仲間です。(2012年9月撮影) EOS7D  EF70-300mm F4-5.6L IS USM    ISO400  1/200  F8

結局、この池でお昼を食べながら10時から13時半まで粘ったのですが、満足出来るような絵をゲットすることは出来ませんでした。

次は蝶の予定です。

でも、これまたネタ不足のため早くも最終回になりそうです。(^^;)

 

 

コメント
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